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【みんな生きている】帰国命令撤回編

《金第1書記の帰国命令、高官の抵抗で頓挫》

北朝鮮金正恩キム・ジョンウン)第1書記が、外交官たち海外勤務の幹部に出した同伴子女の帰国命令を撤回していたことが10月12日、複数の消息筋の話で分かった。韓国政府もこうした動きを把握している。帰国命令が出たというニュースは日・韓等で報道されており、在外の幹部たちの抵抗の拡大を懸念したものとみられる。最高指導者の指示が国内外の“圧力”で覆るのは極めて異例だ。
命令は、外国の大使館や貿易企業の勤務者を対象に、「子女は(各家庭で)1人を残して9月中に帰還」させるよう命じたもので、『産経新聞』が9月20日に伝え、韓国紙や欧米メディアも相次いで報じた。海外を経験した子女の亡命や、帰国後の批判勢力形成を防ぐのが狙いとされた。
多くの対象者が反発したとされ、メディアがこのニュースを報じているのを欧州で知ったという北朝鮮の外交官は、「言い訳をして召還を引き延ばそうとするなど、抵抗する動きがさらに広がった。指示が撤回されるのでは-という期待がいっそう高まった」と消息筋に話した。
消息筋によると、帰国命令は一連の報道の数日後に金第1書記名で撤回され、9月末から今月初めにかけ、「既に帰国した子女も自費で再び海外に戻すことができる」等と通達された。「金正恩元帥の恩恵であり、感謝するように」との説明もあったという。
だが、撤回前に子女を帰国させた幹部も多く、国内の名門校に再入学させようと多額の賄賂を使ったとされる。
海外に戻っても復学できないといった混乱を招いたとされ、指導者の“朝令暮改”が新たな不満を呼ぶ悪循環となっている。
命令は現場の求めに屈する形で撤回されたが、秘密警察を動員し、情報の流出元を調べる動きも伝えられ、さらなる締め付けを生んでいるという。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)