【みんな生きている】北朝鮮スキー場建設編

急ピッチでスキー場の開発を進める北朝鮮へのスキーリフトの輸出を、スイス政府が７月、国連の制裁の下では「不適切」だとして差し止めていたことがわかりました。
北朝鮮東部の馬息嶺（マシクリョン）では、金正恩（キム・ジョンウン）第１書記の肝いりでスキー場の建設が急ピッチで進められています。
ロイター通信等によりますと、北朝鮮は複数のスイス企業と接触し、スキー場に設置するスキーリフトやケーブルカーを７００万スイスフラン（およそ７億４０００万円）で販売するよう求めたということです。
しかし、この企業から輸出の許可を求められたスイス政府は、７月、北朝鮮への制裁に基づく輸出禁止リストに「贅沢なスポーツ施設」という項目を新たに追加し、「輸出には不適切」として、リフト等の輸出を差し止めたということです。
人海戦術でスキー場の建設を進める北朝鮮ですが、リフトの調達は難航しており、スキー場建設の大きな障害となりそうです。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
（脱北者Ａさん。脱北者手記集より）