【みんな生きている】チョン・ホンウォン編

《ＣＯＩ、チョン・ホンウォン首相を表敬訪問》

韓国のチョン・ホンウォン首相は８月１９日、政府ソウル庁舎で北朝鮮の人権侵害に関する国連調査委員会（ＣＯＩ）調査団の表敬訪問を受けた。
調査団は１８～２７日まで、韓国で北朝鮮の人権侵害状況に関する情報収集等を行っている。
チョン首相は

「調査団の活動により、北朝鮮の人権改善に向けた基盤が構築され、国際社会の協力強化を引き出すなどの成果を出せると思う」

と期待を寄せた。
また、朴槿恵（パク・クンへ）大統領が掲げた対北朝鮮政策「朝鮮半島信頼プロセス」（対話や人道支援を通じ南北の信頼構築を目指す政策）を通じ、持続可能な平和を定着させ、南北統一に向けた基盤を築いていく考えを示した。
調査団のマイケル・キルビー委員長は

「国際社会の期待が大きく、今回の調査に重い責任を感じる。北朝鮮を訪問できない限界はあるが、北朝鮮の人権状況改善に向け、独立的で客観的に調査できるよう支援を行っている韓国政府に感謝する」

と述べた。
国連人権理事会は３月、拉致や政治犯収容所等北朝鮮の人権侵害問題を調べる調査委員会の設置を決めた。委員会は調査結果をまとめ、来年３月に最終報告書を提出する。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
（脱北者Ａさん。脱北者手記集より）