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【みんな生きている】キム・グァンホさん

《韓国政府、中国にキム・グァンホさん引き渡しを要求へ》

韓国政府は、吉林省延吉で7月14日に中国公安当局に逮捕されたキム・グァンホさんの一行5人を韓国に送るよう、中国政府に対し公式に要求することとした。
キムさんは元脱北者で、韓国の国籍を持っている。夫人、娘と共に韓国で定着した後、一度北朝鮮入りしたが、義理の妹・弟と共に再び北朝鮮を脱出、中国公安当局によって逮捕された。
また、韓国政府は韓国の国籍保持者ではないものの、キムさんと共に脱北し逮捕された義理の妹・弟についても人道主義的観点から韓国行きを認めるよう、中国に要請する方針だ。
韓国政府の関係者は7月15日

「キムさん夫婦は韓国定着後に再び北朝鮮入りしたとはいえ、韓国人であることは明らか。中国政府は、こうした点を考慮してくれるだろうと思う」
「中国政府が韓国の国籍保持者を北朝鮮に送った場合、(両国間で)大きな外交問題になりかねない」

と語った。
北朝鮮を脱出し2009年に韓国に定着したキムさん夫婦は3年余り韓国で生活し、女児を出産した。
しかし今年1月、キムさんが北朝鮮朝鮮中央テレビに出演し「2009年8月に妻と共に南朝鮮へ行ったが、昨年末に共和国へ戻ってきた。詐欺、いかさま、権謀術数がはびこるひどい所で、到底生きていけなかった」という内容の記者会見を行ったことで、キムさん一家が北朝鮮入りした事実が確認された。
キムさん一行、は6月27日に行われた韓・中首脳会談で韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領が中国の習近平国家主席脱北者保護を要請したあと、中国で脱北者が捕まった最初のケースになる。
キムさんの再脱北を支援していた脱北難民人権連合の関係者は

「キムさん一行は現在、延吉にある延辺州辺防部隊に拘束されていることが確認された」

と語った。
人権団体の関係者たちによると、中国公安当局はキムさん一行を捕らえるため、大々的な捜索活動を行った。14日の逮捕当時も、キムさん一行は延吉市内から離れた場所にある、人がほとんど訪れない野山に隠れていたという。また、追跡を避けるために携帯電話も持っていなかった。
脱北者の人権団体は北朝鮮の政権が中国政府に対し、キムさんたちを捜索するよう積極的に要請したものとみている。
キムさんが韓国に来た場合、韓国を誹謗する会見を北朝鮮で行うことになった過程などが明らかになる可能性が高いからだ。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)