【みんな生きている】ラオス脱北者送還問題・中国外務省編 ／Ｊ ＮＮ

北朝鮮から国外に脱出したいわゆる脱北者９人が潜伏先のラオスで拘束され、中国経由で送還された問題で、中国外務省は６月３日、「９人はパスポートやビザを持っており、法に従って通過を認めた」等と、対応に問題はなかったとの認識を示しました。
この問題は、韓国に向かおうとしていた１０代から２０代の脱北者の男女９人が今月上旬、潜伏先のラオスで見つかり一時、拘束されその後、中国・北京経由で北朝鮮に送還されたものです。
これについて、中国外務省は３日午後の定例会見で、「９人は合法かつ有効なパスポートとビザを持っていたため、通過を許可した」等とし、対応に問題はなかったとの認識を示しました。

「期間中、中国はいかなる国からも送還に協力する依頼を受けていなかった。私たちは国連人権高等弁務官事務所に対し、無責任な発言をしないよう要求する」
（中国外務省・洪磊報道官）

また、中国外務省は、「中国は一貫して国際法や人道主義原則に基づいて対応しており、今回の問題が国際化、政治化することに反対する」としています。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
（脱北者Ａさん。脱北者手記集より）