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【みんな生きている】市川修一さん・増元るみ子さん

北朝鮮に拉致された可能性のある行方不明者を調べている特定失踪者問題調査会(調査会)は、拉致被害者の市川修一さん・増元るみ子さんが被害にあったとされる現場で、60代の男性が工作員らしき男と遭遇していたと明らかにしました。
5月26日午後、福岡市で会見した特定失踪者問題調査会によりますと、市川修一さん(拉致被害時23歳)と増元るみ子さん(拉致被害時24歳)が拉致されたとされる1978年8月12日、鹿児島県日置市吹上浜で、60代の男性が工作員らしき男と遭遇していたということです。
男性が遭遇した男は年齢50歳前後の痩せ型で、ステテコをはいていて、日本語は片言、終始落ち着かない様子だったということです。
また、男性は海岸にねずみ色の小さな船が停泊し、陸地から波打ち際に向かって何かを引きずったような跡を見つけたということです。
増元るみ子さんの弟・増元照明さんは、
「拉致されたとされる当日の詳しい状況が明らかになったのは初めて」
だと話しています。

◆昭和53(1978)年8月12日
アベック拉致容疑事案
被害者:市川修一さん(拉致被害時23歳)
被害者:増元るみ子さん(拉致被害時24歳)
「浜に夕日を見に行く」と言って出かけたまま失踪。
北朝鮮側は、1979(昭和54)年7月に2人は結婚し、市川修一さんは同年9月に心臓麻痺で死亡し、増元るみ子さんは1981(昭和56)年に心臓麻痺で死亡したとしているが、これを裏付ける資料等の提供はなされていない。

《特定失踪者・加藤久美子さんについて》
◆氏名:加藤 久美子
(かとうくみこ)
◆失踪年月日:昭和45(1970)年8月8日
◆生年月日:昭和23(1948)年1月1日
◆性別:女性
◆当時の年齢:22歳
◆身長:155cm
◆体重:47kg
◆当時の身分:事務員
◆特徴:首の後ろに水疱瘡の跡8mm
◆特技:電話交換扱い
◆失踪場所:福岡県北九州市八幡区自宅近くの電停

【失踪状況】
妹と一緒に家を出て徒歩10分くらい離れた旧西鉄路面電車の大倉電停で別れたのが最後。その後消息不明。
いつも通りの服装だったので、小倉にある会社へ向かったと思われる。
週末に編み物の先生とお茶会に行くので着物を出しておいてという話をしていた。
北朝鮮工作員安明進(アン・ミョンジン)氏が、「1989~1990年、金正日政治軍事大学横田めぐみさんらと一緒にいた女性に似ている」と証言。
平成16年1月29日、八幡東署に告発状提出。

《特定失踪者・三浦和彦さんについて》
◆氏名:三浦 和彦
(みうらかずひこ)
◆失踪年月日:昭和49(1974)年1月12日
◆生年月日:昭和27(1952)年3月28日
◆性別:男
◆当時の年齢:21歳
◆身長:156cm
◆当時の身分:福岡市博多区美野島の九州松下電器本社工場勤務
◆特徴:身長は母親(156cmくらい)と同じかもう少し高いくらい
◆失踪場所:福岡県糸島郡志摩町芥屋海岸と推定

【失踪状況】
波多野幸子さんとともに失踪。
1月12日会社に出勤。
三浦さんは退社前に同僚に前原に行くと告げ、波多野さんの残業が終わるのを待ったと思われる。
12日から帰宅せず。
15日、福岡県糸島郡志摩町芥屋大門近くの海岸に車が放置されているのが見つかる。
車内に三浦さんの免許証、コートが置かれたまま。
両人の靴が片方ずつ落ちていた。

《特定失踪者・波多野幸子さんについて》
◆氏名:波多野 幸子
(はたのさちこ)
◆失踪年月日:昭和49(1974)年1月12日
◆生年月日:昭和30(1955)年2月14日
◆性別:女性
◆当時の年齢:18歳
◆身長:150cmくらい
◆当時の身分:福岡市博多区美野島の九州松下電器本社工場勤務
◆失踪場所:福岡県糸島郡志摩町芥屋海岸と推定

【失踪状況】
三浦和彦さんとともに失踪。
1月12日会社にいつもどおり出勤。
12日から帰宅せず。
15日、福岡県糸島郡志摩町芥屋大門近くの海岸に車が放置されているのが見つかる。
車内に三浦さんの免許証、コートが置かれたまま。
両人の靴が片方ずつ落ちていた。

《特定失踪者・和智 博さんについて》
◆氏名:和智 博
◆失踪年月日:昭和52(1977)年
◆生年月日:昭和13(1938)年8月10日
◆性別:男
◆当時の年齢:39歳
◆身長:158cmくらい
◆体重:55kgくらい
◆当時の身分:建設作業員
◆特徴:
1)盲腸炎の傷跡
2)犬歯(左上、プラチナ)
◆失踪場所:福岡市内

【失踪状況】
昭和41年~44年まで4年間、広島市内に母と一緒に住んで工員として働いていた。
44年、母の死後福岡市に住んでいた姉のところを数回たずねていたが、姉も52年に死亡。
最後に病院に姉を見舞った折に「遠くなるけどお金になるので行きたい」と言い置いてその後行方不明。

《特定失踪者・園田 一さんについて》
◆氏名:園田 一
(そのだはじめ)
◆失踪年月日:昭和46(1971)年12月30日
◆生年月日:大正7(1918)年2月25日
◆性別:男
◆当時の年齢:53歳
◆身長:160cm
◆当時の身分:養鶏場勤務
◆失踪場所:鹿児島県曽於郡大崎町の自宅から宮崎空港へ向かう途中

【失踪状況】
妻(トシ子さん)とともに車で正月に帰省する次女を迎えに宮崎空港へ行く途中、ガソリンスタンドに寄った後、消息を絶つ。
都城市へ寄ってから国道269号線を走って行く」と言っていた。
失踪後、警察や近所総出で大規模な捜索を行ったが、車の破片さえ発見できなかった。
平成16年9月28日、鹿児島県警に告発状提出。

《特定失踪者・園田トシ子さんについて》
◆氏名:園田 トシ子
(そのだとしこ)
◆失踪年月日:昭和46(1971)年12月30日
◆生年月日:昭和4(1929)年9月7日
◆性別:女性
◆当時の年齢:42歳
◆身長:155cm
◆当時の身分:養鶏場勤務
◆失踪場所:鹿児島県曽於郡大崎町の自宅から宮崎空港へ向かう途中

【失踪状況】
夫(一さん)とともに正月に帰省する次女を迎えに宮崎空港へ行く途中、ガソリンスタンドに寄った後、消息を絶つ。
都城市へ寄ってから国道269号線を走って行く」と言っていた。
失踪後、警察や近所総出で大規模な捜索を行ったが、車の破片さえ発見できなかった。
「トシ子」は戸籍名だが、「敏子」を使うこともある。
平成16年9月28日、鹿児島県警に告発状提出。



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。