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【みんな生きている】申東赫編

《申東赫氏、スイスの人権団体から道徳勇気賞を受賞》

北朝鮮政治犯収容所にいた経験を持つ脱北者・申東赫(シン・ドンヒョク)氏(32歳)が、スイスの人権団体・UNウォッチによる「道徳勇気賞(Moral Courage Award)」受賞者に決まったことが分かった。アメリカの国営放送「ボイス・オブ・アメリカ(VOA)」が5月21日、報道した。
UNウォッチのヒラー・ノイアー代表は、シン氏を受賞者に決めた理由について

「申東赫氏は(北朝鮮政権の)残虐行為を目撃、声を上げられない北朝鮮の被害者たちの人権を守ろうと人類の良心に訴えた」

と話している。
レオン・サルティエル副局長はVOAに

「道徳勇気賞は圧政に果敢に立ち向かう人々を励ますための賞」

と説明した。
申氏は6月5日にジュネーブで開かれるUNウォッチ創立20周年記念夕食会に出席、各国外交官・民間団体・国連職員の前で演説する。
申氏は平安南道价川市の第14号強制収容所で生まれた。両親は男女の模範囚に対して許される「表彰結婚」で結婚、シン氏が生まれた。
13歳のときに収容所を脱出しようとした母親と兄を密告、二人が処刑されるところを見た。2005年、24歳の申氏が電気の通っている収容所の塀を越えたのは、自由のためではなく「外に出れば肉が食べられる」と聞いたからだったという。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)