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【みんな生きている】ムスダン撤去編

《ムスダン撤去を分析》

アメリカCNNテレビは5月6日、アメリカ国防総省関係者の話として、北朝鮮が先月初めに日本海沿岸に配備した「ムスダン」ミサイル2基を最近になって撤収し、保管施設に移したと報じた。このため、北朝鮮が3月26日にミサイル部隊と長距離砲兵部隊に発令した「1号戦闘勤務態勢」が先月末に解除されたとの観測も浮上した。
一連の動きを受け、一部には北朝鮮が昨年末以来取ってきた威圧的な戦略を見直そうとしているのではないかとの見方もある。しかし、北朝鮮の西南前線司令部が5月7日、傘下の部隊に対し「反打撃戦の即時開始」を命じたことが明らかになり、「北朝鮮の態度変化を論じるのは尚早だ」との見方が優勢だ。


北朝鮮は出口模索?

北朝鮮は昨年12月の長距離ミサイル発射、今年2月の3回目の核実験に続き、3月初めから「休戦協定の白紙化」「核による火の海」等といった脅しを繰り返してきた。
北朝鮮は3月26日に最高司令部声明で「1号戦闘勤務態勢」入りを宣言し、先月初めにムスダンミサイル2基を搭載した移動式発射車両(TEL)2台、ノドン、スカッドミサイルを江原道元山と咸鏡南道の飛行場に展開した。
その後、4月30日で韓・米合同によるフォールイーグル演習が終了し、北朝鮮の態度はやや柔軟化した。金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党第1書記が4月末から李雪主(リ・ソルジュ)夫人を引き連れ、経済・スポーツ関連の日程をこなし始めたことに表れている。


北朝鮮の欺瞞戦術か

北朝鮮がムスダンミサイルを撤収し、1号戦闘勤務態勢を解除したことが事実ならば、自らがつくり出した危機局面からの出口を模索していることになる。しかし、韓国政府は慎重な見方を崩していない。
韓国軍消息筋は

「ムスダンミサイルはひとまず撤収したように見えるが、欺瞞戦術の可能性があり、スカッド、ノドンミサイルは依然として東海地域に配備されたままだ。1号戦闘勤務態勢は解除されていないのではないか」

と指摘した。
アメリカ国家安全保障会議(NSC)のダニエル・ラッセル・アジア上級部長は5月6日、

北朝鮮の挑発サイクルに対する判断を下すのは時期尚早だ。予想した挑発を北朝鮮が強行しない点を好ましいこととして受け止めるが、祝うには早い」

と述べた。


■「西海5島を火の海に」と脅迫も

北朝鮮は韓・米首脳会談を控えた5月7日午前、韓・米合同による対潜水艦演習等を問題にして、再び脅迫をエスカレートさせた。黄海を管轄する朝鮮人民軍西南前線司令部は同日、傘下の部隊に対し、

▲反打撃戦の即時開始
▲西海5島(黄海沖の北方限界線〈NLL〉近くにある五つの島)を火の海にする
▲最高司令部の作戦計画に従う

と指示した。
韓国東国大のキム・ヨンヒョン教授は

「ムスダンミサイルは対米用、西南前線司令部による脅迫は対韓国用だ。米・朝関係は対話ムードに持っていくが、南北関係は緊張を保つ一種の切り離し方式だ」

と指摘した。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)