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【みんな生きている】映画監督捜査編

《韓国の現役映画監督が親北サイトを運営》

コメディー映画を製作した有名な韓国の現役映画監督が親北朝鮮のウェブサイトを運営し、北朝鮮を称賛する「利敵コンテンツ」を掲載したとして、韓国検察の捜査対象になっていることが4月21日までに分かった。
議政府地検等によると、映画監督の沈昇輔(シム・スンボ)氏(52歳)は、1,500人が会員登録した「民族統一を願う人々」と呼ばれるサイトを運営し、北朝鮮の体制と金日成(キム・イルソン)父子を称えるコンテンツ50件余りを掲載した疑い。
検察は沈氏の自宅から金日成主席の回顧録『世紀とともに』等北朝鮮の書籍15冊と北朝鮮の体制を称賛する歌のファイル数十個が保存したパソコンを押収した。
沈氏は1980年代の映画界にデビューし、映画『南部軍』で助監督を、2007年には映画『上師父一体』では監督をそれぞれ務めた。沈氏はサイトの元運営者2人が相次いで国家保安法違反の疑いで取り調べを受けたことから、2011年にカフェの運営を担当するようになった。
沈氏は2011年12月、金正日キム・ジョンイル)総書記死去直後に「再び目にすることができない偉大な勇断に限りなき栄光あれ」とサイトで発言した。沈氏は「逝去」という言葉まで使い、金総書記を賛美すると、サイトの会員からは「輝かしい星となり、韓民族の未来を照らしてほしい」「どうか千回も1万回でも、わが民族のために蘇ってください」というコメントが寄せられた。
沈氏はまた、昨年3月に北朝鮮による人工衛星光明星3号」打ち上げ計画が伝えられると、「地球上で最強なのは誰かが分かる祝いの信号弾になる」と歓迎した。
問題のサイトは、金総書記死去、権力世襲光明星3号打ち上げ等北朝鮮で何かが起きるたびに活発に記事を掲載した。金正恩キム・ジョンウン)氏が権力を引き継ぐと、サイトのある会員は「委員長様(国防委員長=金総書記を指す)、白頭民族が過去100年もの間、最強国と繰り広げた対決の結果が今世の中に表れている。あなたの息子(金正恩氏)がその重荷を全て担っていくので、心配しないでください」と書き込んだ。
沈氏は検察の事情聴取に対し、「映画の素材を集めようとして、北朝鮮の(書籍の)原典を所持していた」と主張したという。
沈氏は4月21日、『朝鮮日報』紙の電話取材に対し「私はそんな意味(北朝鮮の体制や金日成父子に対する称賛)ではないと言ったが、国家保安法に違反したかどうかは検察が判断すべきことだ」と語った。
捜査関係者によると、沈氏は北朝鮮を称える記事の掲載等、不利な部分については黙秘権を行使したという。
一方、北朝鮮の体制を称賛し、利敵コンテンツを掲載した疑いで起訴された作家のシンジョン・モラ氏(52歳)はこのほど、最高裁で懲役1年の判決が確定した。「太陽系通信」というペンネームで知られるシンジョン氏は、2000年代初めから娘名義のインターネットサイトやブログを開設・運営した他、親北朝鮮サイト「朝鮮民主主義人民共和国を正しく知る」等の運営スタッフとして活動していた。
シンジョン氏は一審での裁判中もコンテンツの掲載を続けたために収監されたが、懲役2年、執行猶予3年の判決を受けて釈放された。しかし、二審はシンジョン氏が一審判決後も同様の投稿を続けたとして、懲役1年の実刑を言い渡し、身柄を再収監していた。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)