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【みんな生きている】北朝鮮女スパイ編

《韓国の裁判所、北朝鮮の女スパイに実刑判決》

北朝鮮の指令を受け、脱北者を装って中国に滞在し、韓国の情報機関の協力者の動向や身元を探っていた女スパイのために北朝鮮内部の情報を収集していた韓国側の情報員が北朝鮮当局に逮捕されていたことが、韓国での裁判を通じ明らかになった。
水原地裁刑事11部(尹綱悦〈ユン・ガンヨル〉裁判長)は4月19日、間諜(かんちょう=スパイ)罪等で起訴された女(43歳)に対し、懲役4年と公民権停止4年の判決を言い渡した。
同地裁によると、北朝鮮に夫と2人の子どもがいる女は、家族の生計を維持するために親戚のいる中国に出稼ぎに行っていたが、2009年5月ごろ、北朝鮮の国家安全保衛部(秘密警察)職員に包摂された。任務を忠実に遂行するという内容の誓約書を提出し、情報員や工作員としての教育を受けて平壌北朝鮮の体制や故・金正日キム・ジョンイル)総書記を批判する発言をした住民たちについて報告する活動も行っていた。
2010年11月、女は保衛部から「中国の(遼寧省)丹東地区に行き、韓国の情報機関の人脈について把握し報告せよ」との指示を受け中国に渡った。女は脱北者を装い、韓国の情報機関の協力者たちと接触して身元や連絡先、動向等を把握した。また、テレビ電話で連絡を取り合っていた韓国の情報機関職員の個人情報も調べ、保衛部に報告した。
水原地裁によると、女のこのような活動により、韓国の情報機関の協力者として北朝鮮内部の情報を収集していた情報員が北朝鮮の保衛部に逮捕されたという。
女はまた、保衛部の指導員から「脱北者を装い南朝鮮(韓国)に潜入せよ。丹東にいる南側の情報機関の協力者と関係がある平壌の幹部や、中国国内の親戚を訪ねた旅行者・貿易商について調べるように」といった指令を受けた。
その後、女は脱北者を装ってラオスやタイを経て昨年8月に韓国に潜入した。だが、関係機関による合同尋問の過程で脱北者を装って入国したことが発覚し、逮捕・起訴された。
水原地裁は判決理由について「中国に潜入し、韓国の北朝鮮に対する情報網を調べた上、さらに北朝鮮の指令を受け韓国に潜入した行為は、韓国の存立や安全を脅かす非常に重大な犯罪だ。だが、主婦として家族の生計を支えようとしたことが犯行のきっかけになったとみられ、また犯行を全て自白し、捜査に積極的に協力した点や、韓国に定着しまっとうな生活を送ろうという意思を示す内容の反省文を提出した点等を考慮した」と述べた。
検察は女が起訴事実を認めて捜査に協力した点や、韓国に潜入しようとした時点で摘発され、韓国国内で北朝鮮の具体的な指令を実行したことがない点等を考慮し、刑法や国家保安法に定められている間諜罪の法定刑の下限となる懲役7年を求刑していた。

【包摂】
一般人を工作員や協力者に仕立て上げること。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)