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【みんな生きている】金正恩編

《金第1書記はどこまで本気か?》

2013年4月6日、北朝鮮金正恩キム・ジョンウン)第1書記は、父親の金正日キム・ジョンイル)総書記がそうだったように、「わかりにくく、滑稽で、恐ろしい」というイメージを世界に与えている。最近の北朝鮮の威嚇に関しても、金第1書記の人物像が見えないために、専門家たちは真意を測りかねている。
金正恩とはどんな人物なのだろうか。香港紙『文匯報』が伝えた。報道によれば、金正恩第1書記は父親と比べると比較的外交的な性格をしている。たが、プライペートに関しては特にナゾに満ちた人物だ。年齢は28歳から30歳の間といわれているが、実際には何歳なのか不明だし、美しい夫人との間にも子供が何人いるのか分かっていない。朝鮮人民軍最高統帥という身分には似合わないが、遊園地やディズニーを好んでいるようだ。
金第1書記について語られるとき、しばしば「経験不足」という言葉が使われる。彼の父、金正日が指導者になったときは、すでに後継者としての指導をしっかりと受けていた。だが、金第1書記は父の死に際になって、ようやく後継者に指定されたに過ぎない。権力の座についてまだ日が浅い。
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の朝鮮問題研究家マンスローブ氏は

金正日も強硬政策をとっていたが、引き際を心得ていた。こちらとしても、彼の真意やどういったことが彼を怒らせるかなど理解していた。だが、金正恩の場合、彼の真意や、どの程度まで圧力をかけていいのかなど分かっていない」

と語る。
また、韓国の専門家は

金正恩の態度は一見無謀に見えるが、精緻に計算されたもの」

という。
ソウル大学のある研究者は

金正日が政権を固めたのは1993年ごろ、北朝鮮が核計画で国際的緊張を高めていた時期。金正恩は後継者としての引き継ぎ時間が短かったため、機会があれば一気に政権を固めようと思っているのだろう」

と語った。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)