【みんな生きている】核施設編

《北朝鮮の核施設、約２０ヶ所に約３，０００人が勤務》

アメリカ国営放送ボイス・オブ・アメリカ（ＶＯＡ）は３月１９日までに、アメリカ議会図書館議会調査局（ＣＲＳ）が先ごろ公表した北朝鮮等の核兵器研究開発組織に関する報告書の内容を報じた。
報告書は韓国政府の推計として、北朝鮮に２０か所の核施設が存在し、施設には約３，０００人が勤務していると伝えた。
また、北朝鮮は「原子力工業総局」の傘下に複数の核関連組織や研究所、研究センター、同位元素応用委員会、核エネルギー委員会等を設置していると説明。原子力工業総局は核開発の実務を総括する機関で、プルトニウム施設とされる寧辺核研究所と平壌の核エネルギー研究所も管理しているという。寧辺核研究所はウラン資源開発研究所や核物理研究所等１０の研究所で構成されている。
北朝鮮の最も重要な核施設は寧辺核施設で、同施設には５，０００kw原子炉、プルトニウム再処理工場、新設のガス遠心分離装置を用いたウラン濃縮工場等があるという。
報告書は、北朝鮮は少なくとも５か所のウラン鉱山と精錬施設を備えており、寧辺で生産したプルトニウムとここで生産された可能性のある核兵器を保管する施設も持っているとの分析を示している。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
（脱北者Ａさん。脱北者手記集より）