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【みんな生きている】金英徹編

《金英徹偵察総局長、朝鮮人民軍大将に復帰》

朝鮮人民軍北朝鮮軍)の金英徹(キム・ヨンチョル)偵察総局長(67歳)が中将から大将に再昇進したことが、2月26日までに分かった。金英徹氏は対南(対韓国)工作の総責任者で、朝鮮人民軍内部でも実力者として知られていたが、3カ月前の昨年11月に大将から中将に降格された。
『労働新聞』は2月26日、金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党第1書記による合唱団公演鑑賞を2面で報じたが、その写真に大将の階級章を付けた金英徹氏が拍手する姿があった。
金英徹氏の大将復帰について、韓国政府の安全保障部処(省庁)の関係者は

「昨年10月から11月ごろ、北朝鮮では軍に対する大規模検閲が行われたが、このとき解任された軍首脳十数人のうち、今回元の役職に復帰したのは崔竜海(チェ・リョンヘ)総政治局長(次帥→大将→次帥)と金英徹偵察総局長(大将→中将→大将)の2人。朝鮮人民軍上層部のうち、金正恩第1書記が信任する人物がこれではっきりした」

と語った。
それまで順調に出世していたはずの金英徹氏は、昨年11月に一気に2階級降格となったが、これについて当時、韓国政府の情報筋は「2012年に入ってからこれといった功績がなかった上に、韓国に送ったスパイの多くが検挙されたことをめぐり責任を追及されたのではないか」とコメントしていた。
かつて北朝鮮の政府高官だった脱北者C氏は

「(金英徹氏の大将復帰は)金正恩氏が金英徹氏を改めて重用する意向を内外に示したものだ」
金正日キム・ジョンイル)総書記の死去後、しばらくなかった韓国への軍事挑発も、朴槿恵(パク・クンヘ)政権の発足や国際社会からの制裁等をきっかけに、再び激しくなるのではないか」

と予想した。
偵察総局とは朝鮮人民軍偵察局(要人の暗殺やテロ)、朝鮮労働党作戦部(スパイの浸透)、朝鮮労働党35号室(海外での工作活動)、国防委員会政策室(軍事会談)等、朝鮮労働党朝鮮人民軍のそれぞれに分散していた韓国への工作機関を吸収・統合した対南工作のコントロールタワーで、金正恩氏が故・金総書記の後継者となることが決まった直後の2009年2月に創設された。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)