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【みんな生きている】反北朝鮮デモ編

《中国国内で反北朝鮮デモ発生》

北朝鮮の3回目の核実験に抗議して始まった中国東北地方のデモが、中国南部にも拡大する様相を見せている。デモの規模自体は大きくはないが、中国国内の反北朝鮮感情がデモという形で表面化するのは極めて異例だ。
2月16日には中国遼寧省瀋陽北朝鮮領事館前で、撫順・丹東等から集まったネットユーザーたちが北朝鮮の核実験に反対するデモを行なった。これはアメリカにサーバーを置く反中傾向のネットメディア「博訊」等が2月17日に報じた。
報道によると、デモに参加した中国人たちは

「東北3省(黒竜江省吉林省遼寧省)の目と鼻の先で核実験を強行した北朝鮮に対し、国際社会はより強硬な経済・軍事制裁を加えるべきで、中国も北朝鮮に対する援助をやめるべき」

と主張したという。
ある参加者は、デモを止めようとした人々に対し

北朝鮮は我々の家の前で核実験を実施したのに、我々は(北朝鮮領事館の)門前でデモをしてはいけないのか。あなた方も中国人だったら我々のデモに参加すべきだ」

と訴えた。
デモは衝突等のトラブルはなく30分ほど続いた。また「博訊」や日本の共同通信等によると、中国南部の広東省広州市内でも同日に人権活動家ら7、8が北朝鮮の核実験に反対するデモを実施したという。
この日午前11時ごろ広州の人民公園に集まった人権活動家らは「北朝鮮の核実験は恩を仇で返すもの」「核は災難」等のスローガンが書かれたプラカードや紙を掲げ、およそ30分にわたり街頭デモを行なった。
人権活動家たちは午後1時ごろに再びデモを始めると、警察に連行されたが、2時間後に釈放された。
これに先立ち、北京にある北朝鮮大使館や吉林省長春安徽省合肥市等でも北朝鮮の核実験に抗議する小規模のデモが行われた。
また、共同通信によると「北朝鮮の核実験に生ぬるい態度を示す中国の『屈辱外交』に抗議し、中国外務省前でデモを実施する」という書き込みがインターネット上に出回ったが、実際にデモは行われなかったという。
アメリカ紙『ニューヨーク・タイムズ』は2月16日、中国国内のこうした動きについて「北朝鮮の3回目の核実験をめぐって中国の世論が悪化し、中・朝間の『同志愛』がこじれ始めている」と報じた。
延辺大学(中国吉林省)の金強一教授は『ニューヨーク・タイムズ』に対し

「国民は中国が邪悪な体制(北朝鮮)の唯一の友人になることを望んでおらず、北朝鮮を友好国とも思っていない。中国政府がこうした反北朝鮮の世論に直面したのは初めてで、習近平総書記にとっては大きな重圧になるだろう」

と語った。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)