もずの独り言・はてなスポーツ+物置

半蔵ともず、はてなでも独り言です。

【みんな生きている】祖平統編

《「またおまえか」祖平統、性懲りもなく韓国へ脅迫メッセージ》

北朝鮮は1月25日、「南朝鮮(韓国)の傀儡逆賊一味が国連の制裁に直接的に加担する場合、強力な物理的対応措置を講じることになる」と脅した。
北朝鮮の対韓工作機関・祖国平和統一委員会(祖平統)はこの日発表した声明で「容認できないのは、南朝鮮の傀儡一味が今回の決議で先頭に立ったことだ」として、冒頭のように主張した。
国連安全保障理事会安保理)の北朝鮮に対する決議の採択(1月23日)に反発し、外務省声明(同日)、国防委員会声明(24日)で、アメリカや国連等の国際社会を連日非難してきた北朝鮮が、今度は非難の矛先を韓国に向けたというわけだ。
このように北朝鮮の各機関が代わる代わる強力なメッセージを発するのは予想されたことだ。金正恩キム・ジョンウン)政権発足後、初めて行われた国連安保理の制裁決議に対して北朝鮮の各機関が「忠誠競争」を繰り広げるかのように強硬な発言をしていることについて、「官僚主義や保身主義がまん延する北朝鮮の権力文化が背景にある」と指摘する声が多く出ている。
韓国統一部(省に相当)の関係者は

北朝鮮は昨年12月にミサイルを発射したときから、国連安保理の制裁への対応について計画を立ててきたのだろう。外務省、国防委、祖平統の順番に声明を発表するというのもシナリオ通りだと考えられる」

と語った。
とりわけ祖平統は「南朝鮮の傀儡逆賊一味が反共和国(北朝鮮)敵対政策に固執する限り、我々はその中(韓国)の誰とも絶対に付き合わないだろう。同族対決政策を放棄しない限り、我々と向き合うことは考えるべきでない」と主張した。
これに対し韓国政府の関係者は

「任期が1カ月しか残っていない李明博(イ・ミョンバク)政権よりも、朴槿恵(パク・クンヘ)新政権をターゲットにしていると見られる」

との見方を示した。
朴次期大統領サイドの関係者も

「『北朝鮮の核開発は容認できない』という朴次期大統領の最近のメッセージを意識したようだ。朴槿恵政権がまだ発足していないにもかかわらず、このような脅迫的なメッセージを発すれば、新政権に対し身動きを取りにくくし、対北朝鮮政策をめぐる融通性を奪うという結果を招くだけで、南北関係にとって全くプラスにならない」

と指摘した。
祖平統はさらに「北南間でこれ以上非核化に関する論議はないだろう。1992年に採択された『朝鮮半島の非核化に関する共同宣言』の完全な白紙化、全面的な無効化を宣言する」と主張した。
1月23日から24日にかけて6カ国協議や9・19共同宣言等、非核化に関する多国間の合意について「死文化」を宣言した北朝鮮が、今度は南北間の非核化に関する合意も紙屑同然にしたというわけだ。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)