もずの独り言・はてなスポーツ+物置

半蔵ともず、はてなでも独り言です。

【みんな生きている】泉田裕彦編

泉田裕彦知事たち「拉致被害者を救出する知事の会」のメンバーが1月17日、古屋圭司拉致問題担当大臣と面会し、目に見えるような成果を出してほしいと要望しました。
泉田知事は17日、「拉致被害者を救出する知事の会」の会長を務める上田清司埼玉県知事たちと内閣府を訪れ、古屋大臣に拉致被害者の早期救出を改めて訴えました。
この中で泉田知事は
「様々な手段を使って結果を出していただきますようお願いします」
と述べた他、埼玉県の上田知事も
「我慢の限界というのが正直なところ」
と早期の対応を求めました。
これに対し、古屋大臣は
安部内閣で絶対解決をする。わたしが最後の拉致担当大臣になる」
と応じていました。
泉田知事はこの他、拉致の可能性が否定できない「特定失踪者」についても触れ、全員を拉致被害者に認定するよう政府に迅速な対応を求めたいと合わせて要望しました。



※「家族が拉致をされて長い時間が経過しています。この間、ご家族の皆様がどんな思いで家族の帰国をお待ちであるかと考えると、本当に居ても立ってもいられない思いでいっぱいです。
今年は特に、天候が不順です。寒くなったり、暑くなったり。皆さんご承知の通り、人工衛星で夜の地球の写真を撮るとどうなるか。北朝鮮のエリアは真っ暗になってしまいます。電力がほとんど通っていない。ちゃんとした生活ができているんだろうか。そして生活の他に、家族との絆を確かめるような、そういう文化的な一日を送ることができているのだろうか。色々な圧力に脅え、そして息を潜めながら生活をしているということはないのだろうか。こんな思いを強く感じるわけです。
一日も早く、祖国に帰ってきていただいて、そして家族とともに失われた時間を取戻していく。これを今、日本国政府、日本国民がやらないで、一体誰がやってくれるのだろうか。邦人を助けてくれる機構は日本にしかないわけです。
今、北朝鮮は大変つらい状態にあると思っています。平沼拉致議連会長もお話された通り、デノミの失敗がありました。そして食糧の問題も生じています。本当であればこの拉致問題は人道問題として、国家のパワーゲームから切り離してほしい。しかし、それが通じるでしょうか。残念ながら、核・ミサイルそして拉致と国際パワーゲームの中のカードとして使われている。本当に残念でなりません。
そしてまた厳しい状況になればなるほど何が起きるのか。日本は民主国家です。国内の世論分断ということを当然考える。これが悲しいかな国際パワーゲームだと思っています。我々は、同胞、家族を取戻すために惑わされてはいけません。心を一つにして、国論を一つにして必ず家族を取り返す。これを進めていかなければいけません。
47都道府県知事全て、『救出をする会』に入ってもらっています。『知事の会』としても、国論を分裂させないように、一日も早く同胞を取り返すために全力を尽くしていきたいと思います。
皆さん、この模様は間違いなく、北朝鮮にも届いています。日本国民の気持ちをメッセージとして届けていく、そして間違いのない交渉を進めていく、その環境を作っていくためにも、今大変重要な時期だと思っています。一致結束して家族を取戻すまで頑張りましょう。どうぞ宜しくお願いいたします」
泉田裕彦新潟県知事)
※「アメリカはローラ・リンさんとユナ・リーさんのときはクリントン元大統領、アイジャロン・マーリ・ゴメスさんのときはカーター元大統領が直接平壌に乗り込んだ。日本にも元総理がたくさんいる。その中の一人でも拉致被害者のために平壌に行ったらどうなんだ。誰かいないのか」
上田清司埼玉県知事)



拉致事件、捜査の現状】
北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。
拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。
このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。
また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。
この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。
北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。
新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。
ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。
よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。
このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。