【みんな生きている】北朝鮮食糧事情編

《ＥＵ、今年は北朝鮮に食糧援助せず》

欧州連合（ＥＵ）は北朝鮮の食糧事情が好転したと判断し、今年は北朝鮮に対する食糧支援を検討していないことが分かった。アメリカ政府系放送局のラジオ自由アジア（ＲＦＡ）が１月１５日、欧州委員会の人道援助局（ＥＣＨＯ）報道官の話として伝えた。
シャーロック報道官はＲＦＡのインタビューに対し、昨年１０月にＥＵの調査団が訪朝し食糧事情を調査した結果、緊急支援を必要とする状況ではないとの結論を出したと答えた。「作柄が昨年より良く、当局による食糧配給量も増えた」と説明した。
ＥＵは昨年７月と８月、北朝鮮の水害復旧のために３２万５０００ユーロ（約３，９００万円）を支援した。これが最後の緊急支援となる。
ただ、シャーロック報道官は、ＥＵの今年の緊急食糧支援対象に北朝鮮は含まれていないものの、自然災害など緊急的な状況が発生すれば追加支援を検討することもあり得ると付け加えた。
国連の世界食糧計画（ＷＦＰ）と食糧農業機関（ＦＡＯ）は昨年１１月発表した報告書で、北朝鮮の２０１２～２０１３年の生産量はコメが前年比１１％、トウモロコシは１０％、それぞれ増加したと推定した。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
（脱北者Ａさん。脱北者手記集より）