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【みんな生きている】北朝鮮キリスト教徒編

北朝鮮キリスト教徒に「神の御慈悲」が来るのはいつ?》

「神よ、お慈悲を。この国の公民(国民)の前途はいよいよ悲惨になっているのに、何故お慈悲を下さらないのですか。金正日キム・ジョンイル)が生きている限り、本当に、この国の公民が明るい世の中を見ることはできません」

北朝鮮住民が秘密裏に礼拝する場面を撮影した映像を、2012年12月31日に『朝鮮日報』紙が入手した。宗教の自由が存在しない北朝鮮にも相当数のキリスト教徒がいる、という見方はかなりあったが、そうした北朝鮮キリスト教徒の「秘密礼拝」が公開されたのは今回が初めて。
北朝鮮宣教団体「ソウルUSA」が『朝鮮日報』紙に提供したこの映像は65分間の長さのもので、2007年頃に撮影されたという。主に、咸鏡北道清津の住民が家で秘密裏に礼拝を行う様子がとらえられている。広さ15~20平方mほどの部屋の映像には、色あせた花柄の壁紙と非常に大きな鏡が見え、一方の壁には金日成(キム・イルソン)主席・金正日総書記父子の肖像画が二組掛かっていた。
家族と推定される男性二人と女性一人は、人民服姿の金日成主席・金正日総書記の肖像画を壁から外して床に裏返して置き、膝をついて祈りを捧げた。

「口さえ開けば、あしたは良い暮らしができる、あした、あしたと…。それも一度や二度ではなく一年以上も祈りをささげていますが、なぜお慈悲をくださらないのか…」

この映像には、一人で祈りをささげる女性も登場する。
この女性は

「この国は独裁政治が幅をきかせ、大勢の人が飢え死にし、監獄に入って鞭で打たれ、病気になっても薬を使えずに死んでいます。父なる神よ、あなたの息子・娘たちが死んでいっているのに、なぜ救いの手を差し伸べて下さらないのですか」

と訴えた。
ソウルUSAのフォーリー・ヒョンスク会長は

「映像に登場する信者は、2007年に全員捕まった後、連絡が途絶えた。この人々だけでなく、家族全員が処刑されたものと見られる」

と語った。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)