【みんな生きている】ミサイル編

《アメリカ政府、北朝鮮への制裁検討》

アメリカは１２月１２日、「人工衛星」と称する事実上の長距離弾道ミサイルを発射した北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党第１書記に対し、制裁を推進していることが１２日までに分かった。
外交消息筋は

「アメリカは国際法と同じ効力を持つ国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議を無視して長距離ミサイルを発射した北朝鮮に対する制裁を韓国と話し合っている。特に金正恩第１書記に関連する金融口座などが発見された場合、これに対し『ＢＤＡ式金融制裁』に着手することになるだろう」

と述べた。
ＢＤＡ式金融制裁とは、マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア（ＢＤＡ）に預けられていた北朝鮮資金２，５００万ドル（現在のレートで約２１億円）が２年間凍結されたことを指す。
アメリカは２００５年、当時の金正日（キム・ジョンイル）総書記の活動資金２，５００万ドルがＢＤＡの５０以上の口座に入金されていたことを把握、「マネーロンダリング（資金洗浄）の恐れがある」として口座を凍結した。
アメリカはこの他にも、大量破壊兵器（ＷＭＤ）の取引に関連する北朝鮮機関や個人に対する追加制裁の準備に入っているという。アメリカは１２日に緊急招集された国連安保理でも、北朝鮮に対し強硬な措置を取るとの見解を示した。
これと関連し、アメリカ・ホワイトハウスのトミー・ビーター国家安全保障会議（ＮＳＣ）報道官は

「北朝鮮の（ミサイル）発射は国連安保理決議第１７１８号と第１８７４号で禁止している弾道ミサイル技術を利用したもの。これは国際義務に違反し、核不拡散体制を損なうものだ」

と批判した。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
（脱北者Ａさん。脱北者手記集より）