【みんな生きている】警備増強編

《北朝鮮、特別列車停車駅の警備を増強》

北朝鮮は金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党第１書記の官邸や別荘をはじめとする専用施設３０カ所に装甲車１００台を配備し、特別列車専用駅（１号駅）周辺の警護兵力を大幅に増強していたことが、１２月５日までに分かった。
北朝鮮の内部事情に詳しい消息筋は同日

「北朝鮮内部で突発的な事態が発生する可能性に対し、金第１書記の不安は相当大きい」

と語った。
この消息筋によると、金第１書記は最近「私の警護を保障する事業に最大の注意を払え」と「１号行事（金第１書記参加行事）秘密厳守の指示」を出した。これを受け、１号行事会場周辺には自動小銃や手榴弾で重武装した警護兵力と共に、重火器が入った黒く長い鞄を持つ私服護衛要員が配置されている。
１号行事会場周辺では人や車の通行を制限し、通行人たちの時計やたばこも押収する。携帯電話も使用できない。実際、７月２６日に金第１書記が戦勝節（朝鮮戦争休戦協定締結日）５９周年記念の牡丹峰楽団公演を観覧した際、午後１時から６時まで、平壌市内の全ての携帯電話が不通になった。
また、朝鮮人民軍保衛司令部はこのほど、傘下の保衛大学（四年制）に３ヶ月～６ヶ月間の速成監視要員養成課程を新設した。
韓国外交消息筋は

「金第１書記の軍部掌握に対する反発が大きく、監視人員の拡充が急務になったため」

としている。
中国公安（警察）が使っているヘルメットや防弾チョッキ、道路遮断膜、催涙弾といったデモ鎮圧用装備も緊急導入する等、住民の集団行動を念頭に置いた措置も続いているとのことだ。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
（脱北者Ａさん。脱北者手記集より）