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【みんな生きている】巨大看板編

《悪質な自然破壊。北朝鮮に金第1書記を称える巨大看板》

北朝鮮の両江道にある三水水力発電所近くの湖周辺に、金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党第1書記を称える超大型看板が設置されたことが、11月21日までに確認された。
Google Earth(グーグルアース)の衛星写真で確認されたこの看板には「先軍朝鮮の太陽・金正恩将軍万歳」の文言が1文字ずつ書かれており、1文字のサイズは縦20m、横15m。看板一つがちょっとしたビルと同じ大きさで、端から端までの全長は560mに達する。
北朝鮮は1970年代から故・金正日キム・ジョンイル)総書記を中心に、故・金日成(キム・イルソン)主席と金正日総書記親子を称賛し偶像化するための文言を全国各地の名山や景勝地の岩に刻み、看板を設置する等の作業を行なってきたが、金正恩氏を偶像化するための看板が設置されるのは今回が初めてだ。
金総書記は生前「我々がいかに偉大な方を首領として称えながら生きてきたか、後世の子孫に伝えていくことが重要だ」と述べ、天然の岩等に偶像化の文言を刻むよう指示したとされている。
かつて北朝鮮の政府高官だったある脱北者

金正恩氏は自らの偶像化のため自然を破壊し始めた。このような部分まで父親とそっくりだ」

と述べた。看板が設置された日時は正確には不明だが、今年4月に金正恩体制が正式に発足した後と見られている。
問題のGoogle Earthの衛星写真が撮影されたのは10月6日だった。
看板が撮影された三水水力発電所周辺は、中・朝国境都市の恵山市から南に9kmほど離れた場所にある。2007年5月に発電所が完成した直後、周辺には巨大な人工湖が造成された。
金正恩氏を称賛する看板の登場は、最近北朝鮮当局が金正恩氏の偶像化に力を入れていることとも関係がありそうだ。
在日本朝鮮人総連合会朝鮮総連)の機関誌『朝鮮新報』が11月18日に報じたところによると、朝鮮労働党出版社は最近、金正恩氏の非凡さを伝える回想実記図書『先軍革命領導を引き継がれ』第1巻を発行した。回想実記図書とは、住民が領導者の活動を回想した内容等を収録した書籍だ。今年8月には金正恩氏が描かれた記念切手が初めて発行された。また、北朝鮮専門メディア『デイリーNK』は最近、金正恩氏の肖像画が描かれたバッジが制作・配布されたと報じている。この報道によると、バッジは万寿台創作社が制作し、国家安全保衛部(北朝鮮の情報機関兼秘密警察)の幹部たちに優先的に配布されたという。
北朝鮮の国営メディアは保衛部の創設記念日となる11月19日、金正恩氏が平壌の保衛部本部を訪問し「保衛戦士」たちと記念写真を撮影したニュースを大きく報じた。北朝鮮メディアが最高指導者の情報機関訪問を公表したのも異例だが、同時に保衛部の主な幹部の顔まで明らかになり「一種の保安事故ではないか」との声も上がっている。
韓国政府の安全保障関連部処(省庁)の関係者は

「これを特別のものと見るべきか、あるいはミスと考えるべきか、現時点ではよく分からない」

とコメントした。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)