【みんな生きている】北朝鮮携帯電話編

《北朝鮮の携帯電話加入者、１５０万人突破》

北朝鮮の携帯電話加入者数が１５０万人を超えた。また、北朝鮮で携帯電話事業を手掛けるエジプトの通信大手「オラスコム・テレコム」が独占事業権を２０１５年まで延長した。これは、オラスコムメディア・アンド・テクノロジーのナギブ・サウィリス会長が１１月２０日、アメリカ経済誌『フォーブス』とのインタビューで明らかにした。
オラスコムは２００８年に総額４億ドル（約３２５億円）を投資する条件で北朝鮮の移動通信事業権を獲得。北朝鮮逓信省との合弁で「高麗リンク」を設立し、携帯電話事業を展開している。出資比率はオラスコムが７５％、逓信省が２５％となっている。
サウィリス会長は、

「北朝鮮の携帯電話加入者数が現在１５０万人を超え、平壌と１５の主要都市、１００の中小都市で携帯電話を使用できる」

と説明した。加入者数は昨年末の９５万人から急増し、今年末までに１７０万人に達するとの見通しを示した。
また、今年いっぱいで期限切れとなる独占事業権を２０１５年までの３年間延長する内容の確約書も受け取ったと明らかにした。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
（脱北者Ａさん。脱北者手記集より）