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【みんな生きている】金正男編

《「地球放浪者」金正男一家の消息》

北朝鮮の故・金正日キム・ジョンイル)総書記の長男で金正恩キム・ジョンウン)第1書記の異母兄の正男(ジョンナム)氏が今年初めからシンガポールに滞在していることが、11月14日までに分かった。
複数の韓国政府筋によると、正男氏は今年1月末にマカオで家族と旧正月を過ごした後、シンガポールに移り住んだという。
シンガポールのある消息筋は

「この7ヶ月間、正男氏を最高級ホテルのマリーナ・ベイ・サンズのロビーで2回、ショッピング街のオーチャードロードで1回見掛けた」

と語った。正男氏はサングラスをかけていたとのことだ。
正男氏の長男ハンソル氏(17歳)は現在、ボスニア・ヘルツェゴビナのインターナショナルスクールに在学しており、2番目の妻イ・ヘギョン氏と娘のソルヒ氏(13歳)は今もマカオに滞在しているという。
韓国の情報当局は否定しているが、正男氏の叔母で金第1書記の後見人を務める金敬姫キム・ギョンヒ労働党書記(66歳)が9月~10月頃に「病気の治療」を理由にシンガポールを訪れており、正男氏と会った可能性もあると指摘されている。
正男氏は昨年12月に金総書記が死去するまで、マカオ等で日本人記者と会い、北朝鮮の現状に対する批判的な見解を述べることもあった。だが、金正恩体制が発足した直後の今年1月、中国の北京首都国際空港マカオ行きの飛行機を待つ姿が捉えられたのを最後に、行方をくらませている。
正男氏が10年以上も暮らしていたマカオを離れ、シンガポールに移った理由としては「マカオの居住地3ヶ所(マンション2ヶ所と戸建て住宅1ヶ所)がいずれも外部に知られたため」との説が有力だ。北朝鮮情勢が不透明な中、身辺に危険が生じる可能性が高まったと判断した、との見方だ。
マカオのある消息筋は

「正男氏は2008年ごろ、息子のハンソル氏が通うことになった(マカオの)インターナショナルスクールに近い高級マンションに引っ越したが、ハンソル氏が好きだった韓国人の女子生徒を家に招いた後、自宅の場所が外部にバレた」

と語った。
シンガポールは東南アジアの交通の要所で、息子のハンソル氏と伯母の成恵琅(ソン・ヘラン)氏が暮らす欧州にも行きやすいという利点がある。正男氏の生母、成恵琳(ソン・ヘリム)氏(2002年死去)の姉の成恵琅氏は現在、欧州のある国に滞在しており、正男氏と連絡を取り続けているとされる。
成恵琅氏の息子の李韓永(イ・ハニョン)氏は1982年に韓国に亡命したが、1997年に北朝鮮工作員に暗殺された。
一部では、シンガポール政府が正男氏の出入国に便宜を図っているとの見方も出ている。
北朝鮮事情に詳しい消息筋は

「正男氏はシンガポールに多くの銀行口座を持っていると聞いている。経済的にもシンガポールでの生活に問題はないだろう」

と語った。だが、正男氏が今後もシンガポールに滞在するかどうかは不透明だ。
昨年4月、ハンソル氏の面接を行った香港のインターナショナルスクールの校長は

「ハンソル氏が欧州の学校を選んだ理由は、父親(正男氏)の動きと関連があるものと承知している」

と語っていた。
正男氏にマカオを離れて欧州に移り住む考えがあり、ハンソル氏も両親と近い場所で学校に通うことを望んでいるというわけだ。
正男氏はスイス留学経験があり、欧州での生活に慣れている。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)