【みんな生きている】朝鮮人民軍兵士脱走編

今年８月以降、朝鮮人民軍の兵士が韓国に亡命するケースが３件と相次ぎ、このうち１０月６日に上官２人を射殺して亡命したとされる朝鮮人民軍兵士は１０代の少年だったことが明らかになりました。
韓国国防部等によりますと、今年８月中旬、西部の軍事境界線付近で朝鮮人民軍の男の兵士１人が亡命。また、１０月２日には東部でも男の兵士１人が韓国側に逃れてきました。その４日後の６日には上官２人を射殺したとされる兵士１人が韓国側に亡命してきましたが、この兵士は今年１７歳になる少年だったということで、『朝鮮日報』は政府消息筋の話として「南北の格差を実感したのが亡命の要因」等と伝えています。
２か月ほどの間に最前線の兵士３人が相次いで亡命する事態に、韓国メディアからは「金正恩（キム・ジョンウン）体制となってから朝鮮人民軍の規律が緩んでいる」との指摘もありますが、韓国の野党議員からは「朝鮮人民軍の兵士が韓国軍の警備をくぐり抜けて南下できていることは、軍の警戒がいかに不十分かを示している」との声も上がっています。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
（脱北者Ａさん。脱北者手記集より）