【みんな生きている】キム・ヘギョンさん

北朝鮮による拉致被害者である横田めぐみさんの娘、キム・ヘギョンさんについて、「金正恩（キム・ジョンウン）第１書記の妹・金汝貞（キム・ヨジョン）氏が身辺の管理を受け持っている」と、韓国の拉致被害者団体の代表が明らかにしました。
これは、韓国人拉致被害者（拉北者）家族で作る団体の崔成竜（チェ・ソンヨン）代表が「北朝鮮内部からの情報」として明らかにしたものです。
それによりますと、横田めぐみさんの娘・ヘギョンさんの身辺の管理は金第１書記の妹・汝貞氏が担当しているということです。
また、
「ヘギョンさん汝貞氏とともに、朝鮮労働党に関係する仕事をしている」
としています。
崔代表は以前、ヘギョンさんについて金第１書記が「徹底的な管理」を指示し、首都・平壌の近郊で特別な監視態勢の下に生活を送っているとの情報を公表。
「北朝鮮が今後、日本との交渉等の際にヘギョンさんの存在を外交的なカードに使う可能性がある」
という見方を示しています。

◆昭和５２（１９７７）年１１月１５日
少女拉致容疑事案
被害者：横田めぐみさん（拉致被害時１３歳）
新潟市において下校途中に失踪。
平成１６年１１月に開催された第３回実務者協議において、北朝鮮側はめぐみさんが１９９４（平成６）年４月に死亡したとし「遺骨」を提出したが、めぐみさんの「遺骨」とされた骨の一部からは同人のものとは異なるＤＮＡが検出されたとの鑑定結果を得た。
平成１８年４月には日本政府の実施したＤＮＡ検査により、横田めぐみさんの夫が昭和５３年に韓国より拉致された当時高校生の韓国人拉致被害者・金英男（キム・ヨンナム）氏である可能性が高いことが判明した。

※この記事については
【みんな生きている】横田めぐみさん
（２０１１年１１月７日掲載）
も合わせてご覧ください。