もずの独り言・はてなスポーツ+物置

半蔵ともず、はてなでも独り言です。

【みんな生きている】張成沢編

北朝鮮は「張成沢の国」?張成沢行政部長、「我が世の春」》

北朝鮮朝鮮人民軍のNo.1だった李英鎬(リ・ヨンホ)前総参謀長が7月15日に失脚したことを受け、北朝鮮が事実上「張成沢チャン・ソンテク)の国」になったとの見方が出ている。故・金正日キム・ジョンイル)総書記が生前、金正恩第1書記の権力掌握を下支えするために構成した「後見人グループ」が実質的に崩壊し、張成沢氏の独走体制が出来上がったというわけだ。
北朝鮮の事情に詳しい消息筋が7月29日に語ったところによると、金正日総書記は2009年1月に正恩氏を後継者に内定して以来、軍は李英鎬氏に、国家安全保衛部は禹東則(ウ・ドンチュク)第1副部長に、党組織指導部は若手の側近(身元不詳)に委ねた。だが、金総書記の死去後、李英鎬氏と禹東側氏、組織指導部の中核幹部の3人が相次ぎ更迭された。
韓国国防研究院の白承周(ペク・スンジュ)責任研究委員は

「正恩氏が政権を握ってからわずか7ヶ月で父親の整えた枠組みを変える理由がない。『28歳の元帥』(正恩氏)の後ろに張成沢氏の影が見え隠れしている」

と指摘する。
張成沢氏による「ライバル排除」は金正日政権末期の2010年からその兆しが見え始めた。張成沢氏の最大の政敵だった李済剛(リ・ジェガン)党組織指導部第1副部長は張成沢氏の国防委員会副委員長昇進を数日後に控えた2010年5月、謎の交通事故で死亡した。昨年初めには国家安全保衛部の実力者だった柳敬(リュ・ギョン)副部長がソウルを訪れた後にスパイ罪に問われて銃殺された。同氏も張成沢氏とライバル関係にあったという。
一方、張成沢氏に近いとされる幹部たちは、金正恩政権で党・軍・政府の要職に就いている。崔竜海(チェ・リョンヘ)軍総政治局長、文京徳(ムン・ギョンドク)党書記、李英洙(リ・ヨンス)党勤労団体部長、池在竜(チ・ジェリョン)駐中北朝鮮大使、朴明哲(パク・ミョンチョル)体育相たちは張成沢氏と20年~30年の付き合いがある。
また、金総書記の4番目の妻となった金玉(キム・オク)氏等、張成沢氏との「提携」を選んで生き残った人もいる。金玉氏は2008年8月に金総書記が脳卒中で倒れた際、病床に付き添い権力を振るった。
消息筋は

「金玉氏は当時、張成沢氏と金敬姫キム・ギョンヒ)氏夫妻の意見を尊重したおかげで、金総書記の死後もある程度の地位を保障されたようだ」

と語った。金玉氏は7月25日に綾羅人民遊園地の完工式に出席するなど、北朝鮮のメディアにしばしば登場している。
だが、張成沢氏の地位に疑問を投げ掛ける見方もある。
ある情報筋は

北朝鮮では『白頭の血統』(金日成氏の一族)に限り権力を持つことが許されている。張成沢氏の権力は、妻の金敬姫氏が死去すれば弱まる可能性もある」

と語った。
一方、金正恩第1書記は今年に入り、綾羅人民遊園地で4回の現地指導を行った。
韓国政府関係者は

「これといった業績のない金正恩氏が、『人民愛』をアピールする手段として綾羅人民遊園地を利用しているようだ」

と話している。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)