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【みんな生きている】金正恩編

《20代で朝鮮人民軍元帥に就任した金正恩第1書記》

北朝鮮金正恩キム・ジョンウン朝鮮労働党第1書記が7月18日、わずか29歳にして「朝鮮民主主義人民共和国元帥」の座に就いた。
朝鮮中央放送平壌放送はこの日午前「正午に重大放送が行われる」と予告した上で、北朝鮮の4大権力機関である労働党中央委員会、同中央軍事委員会、国防委員会、最高人民会議(国会に相当)常任委員会の共同名義により、上記のような決定を下した、と報じた。「共和国元帥」とは、北朝鮮で軍出身者が就くことができる最高の階級「朝鮮人民軍元帥」よりも1ランク高い。共和国元帥の上には「共和国大元帥」という階級があるが、これは死去した金日成(キム・イルソン)主席と金正日キム・ジョンイル)総書記しかいない。つまり、共和国元帥は、正恩氏が現時点で就くことができる最高の階級というわけだ。
正恩氏のこれまでの階級は、2010年9月27日に後継者として公の場に登場したとき与えられた「人民軍大将」だった。それから2年も経たないうちに人民軍次帥や人民軍元帥という階級を飛び越え、一気に最高の階級に就いたというわけだ。
これについて韓国政府のある関係者は

「世界のどの国でも、20代の青年が元帥の階級章を付けたという話は聞いたことがない。正恩氏が軍の掌握を急いだという印象だ」

と語った。
一方、北朝鮮問題の専門家たちは、正恩氏の共和国元帥への昇格が、人民軍のトップだった李英鎬(リ・ヨンホ)総参謀長の突然の失脚と密接な関係があるものと見ている。労働党第1書記、国防委員会第1委員長、人民軍最高司令官という、北朝鮮を統治する上で必要な三つのポストを全て掌握した状態で、象徴的な意味しかない共和国元帥への昇格を急いだ理由について、世宗研究所の鄭成長(チョン・ソンジャン)研究員も

「李英鎬氏の突然の解任により、軍内部に動揺が生じかねない状況だ。(共和国元帥への昇格は)軍部に対する正恩氏の権威をさらに高め、軍をより安定的に掌握するための措置だ」

との見方を示した。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)