【みんな生きている】ＨＳＢＣ編

《ＨＳＢＣ、北朝鮮との取引を認める》

欧州最大の金融グループＨＳＢＣは７月１７日、過去の北朝鮮との取引やメキシコの麻薬組織の資金洗浄（マネーロンダリング）への関与などを認め、正式に謝罪した。
ＨＳＢＣアメリカ法人のアイリーン・ドーナー社長兼最高経営責任者（ＣＥＯ）は同日、アメリカ議会上院の国土安全保障・政府活動委員会が開いた調査小委員会公聴会に出席し「ＨＳＢＣの過去のコンプライアンス（法令順守）の内容は受け入れることができない」と述べ、監督当局や顧客の期待に応えられなかったことに謝罪の意を示した。
その上で「ＨＳＢＣはここ数年間の経験から非常に大きな教訓を得た。こうした問題を解決するため、重大な措置を取った」とし、不正資金監視の改善策を報告した。
また、イギリス・ロンドンに本社を置くＨＳＢＣホールディングスのコンプライアンス部門トップ、デービッド・バグリー氏は公聴会で、「ケイマン諸島にある数千の口座を閉鎖する」と表明。
さらに、波紋を呼んだ責任を取り辞意を示した。カリブ海に位置するケイマン諸島は、秘密口座と制限的な税制を提供するタックスヘイブン（租税回避地）で、マネーロンダリングの温床とされる。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
（脱北者Ａさん。脱北者手記集より）