無題
寝る前に書くことにタイトルなんか付けない。
From out of
nowhere you came
strong as stone
サキどり↑、11月22日のテーマは「続々登場!おコメのニューウェーブ」
■コメの消費量
・1962年度/1.183kg(1日茶碗約5杯分)
・2014年度/55.2kg(1日茶碗約2.3杯分)
※農林水産省調べ
約50年の間にすっかり進んでしまった日本人のコメ離れ。
しかし、今、コメに注目した新商品の開発をする動きがある。
■かぼちゃのジェラートと生チョコ
東京都中央区にある会社ではコメを使った新商品の開発を行っている。
◆コメを使った生チョコ
「手で持っていただくとすごくわかりやすいんですけども、生チョコレートなのに手に付きにくいというか(溶けない)」
(社員)
コメを使うことで手に付きにくい生チョコを開発したのだ。
◆かぼちゃのジェラート
「アイスクリーム類はほとんど増粘多糖類という添加物が入ってますが、その添加物を全部抜いております」
(社員)
増粘多糖類の代わりにコメを使用。
添加物を気にする消費者には安心・安全なジェラートだ。
◆ドレッシング
水と油を混ぜ合わせる乳化剤という添加物を使わず、コメを使ったドレッシングを開発。
「分離しにくいので、こういう状態を保てて、ちょっとマヨネーズ感覚」
(社員)
こちらも添加物が気になる消費者には安心・安全なドレッシングだ。
■おコメピューレ
この会社と農林水産省の研究所が共同開発したのが、おコメピューレ。
ピューレとは、野菜や果物に用いられる加工法の1つで、材料を潰してとろみのある液体のような状態にしたもの。
コメを特殊な技術でピューレにしたところ、さまざまな優れた性質が現れた。
「水を多く含んでいながら固形感を保てる。形を保持出来る。糊状になっているので、液状のものや軟らかい生地にも混ざることが出来る」
(社員)
◆秋田県大潟村のコメ販売会社
秋田県大潟村にあるコメを産地直送する会社。
ここの社長はコメ一筋50年。
21歳のときに大潟村に入植。以来、
コメ一筋に生きてきた。
社長は減反政策に反対し、作ったコメを独自ルートで販売。また、コメ加工品も次々に開発している。
そんな社長がおコメピューレに可能性を感じた。
社長は3億円の費用を投じておコメピューレの工場を建設。去年6月、製造を開始した。
社長は年間3,000tの販売を目標としている。
「全く無味無臭でもなく、ふんわりとした甘味。旨味というかね。だから、他の何をやっても相手の味を生かすのね。日本の農業を変えていく可能性を持っている」
(社長)
■米ゲル
「コメと水だけしか入っていません。触って見ますと、プルンプルンとした半分固形に近いようなグミのような物性です」
(農研機構・食品総合研究所職員)
しっとりとした質感の米ゲル。
米ゲルは偶然から生まれた。
もともと、研究員が「もっと軟らかいおかゆを」とおかゆをフードプロセッサーにかけたところ、おかゆはフードプロセッサーの中で固まってしまった。
固まってしまったため「失敗か」とそのまま放置したところ、3日後、別の研究員がフードプロセッサーの中を見て大騒ぎになった。
「何が起きたんだろうなという感じで。本人は結構、これはすごいことだと実感してたんでしょうね」
(農研機構・食品総合研究所職員)
フードプロセッサーの中のおかゆは3日経ってもモチモチでプルンプルンだったのだ。
研究所では「この保水力を生かせばユニークな食品素材が出来るのではないか?」と考えた。
◆千葉県睦沢町の農業法人
千葉県内で有数のコメどころである睦沢町。
睦沢町にある農業法人が農研機構と契約を結び、米ゲルの製造技術を導入。
この農業法人ではマーケティングの専門家を雇って洋菓子の開発を進めている。
「お餅に近い」
「お餅っぽい」
「ふわっとした餅って感じね」
(開発スタッフ)
抹茶ケーキやティラミス等、10種類程度の商品開発を進めていて、全て米ゲルと米粉で作られている。
また、米ゲルで作ったガトーショコラはしっとりとした食感になり、クリームチーズの代わりに米ゲルで作ったティラミスはコストもカロリーも抑えられる。
◆米粉の行き詰まりを打開
軟らかく炊いたごはん(おかゆ)を強力なフードプロセッサーにかけるだけで出来る米ゲル。
これなら、小さなケーキ屋さん等でもコメを活用出来る。
「日本の農業のためにもなるし、あと食品、米粉の行き詰まっている点も打開出来るかも知れない」
(農研機構・食品総合研究所職員)
※家庭用フードプロセッサーでは米ゲルは作れません。
■製粉会社の挑戦
鹿児島県薩摩川内市にある製粉会社。
この製粉会社の米粉を100%使用したパン。
3日間で6,000個が売れる大好評のパンだ。
「超モチモチしてます。おいしいです」
「パン嫌いだけど、食べます。これだったら」
(パンを食べた人)
米粉100%のパンを作るのは難しいとされる。しかし、この製粉会社の米粉なら米粉100%のパンを作ることは可能だ。
◆小麦アレルギー対策市場参入へ
小麦アレルギーはパンの原料の小麦に含まれるグルテンというタンパク質が原因になっている。
そのため、欧米ではグルテンの入っていない「グルテンフリー」の食品が販売されている。
この製粉会社では小麦アレルギー対策市場への参入も視野に入れた米粉開発をしているのだ。
「今の世界の常識が“米粉ではパンが出来ない、ケーキは出来ない”っていう常識。世の中に無いことをやることが開発だという認識があるので」
(製粉会社会長)
米粉100%のパン。
その元となる米粉を開発したのは、会長の次男。
「“米粉なんだけど、水と混ぜると粘り気があって、ちょっとグルテンが形成されるような感じがするんだよね”と、うちの営業がそう言われたと。“ああ、これなのかも知れない”と」
(製粉会社会長の次男)
会長の次男は米粉を分析。
2年がかりでふっくら膨らむ米粉を開発した。
また、パイを焼ける米粉の開発にも成功した。
◆薩摩川内市の米粉、世界へ
開発した米粉をアメリカに出展。
180社が関心を示した。
また、ドイツの貿易会社との取引もスタートした。
「まだまだ始まったばっかりだと僕は思ってますので。自分の生きている間の時間をかけてより良いものに、また多くの人たちに楽しんでいただけるものになればいいかなと」
(製粉会社会長の次男)
おい千恵子、明日は肉うどんと卵かけごはんに挑戦だ。
いいか千恵子、こういうのを作れるのが素敵な女性への第一歩なんだぞ。
わかるか千恵子。
わかったらしっかりやれよ千恵子。
千恵子♪
千恵子♪
かわいいな
千恵子♪
千恵子♪
メエ~
千恵子♪
千恵子♪
女房どの、おやすみ
寝る前にもう一度火の元・戸締まりの確認をしましょう。
m(_ _)m
From out of
nowhere you came
strong as stone
サキどり↑、11月22日のテーマは「続々登場!おコメのニューウェーブ」
■コメの消費量
・1962年度/1.183kg(1日茶碗約5杯分)
・2014年度/55.2kg(1日茶碗約2.3杯分)
※農林水産省調べ
約50年の間にすっかり進んでしまった日本人のコメ離れ。
しかし、今、コメに注目した新商品の開発をする動きがある。
■かぼちゃのジェラートと生チョコ
東京都中央区にある会社ではコメを使った新商品の開発を行っている。
◆コメを使った生チョコ
「手で持っていただくとすごくわかりやすいんですけども、生チョコレートなのに手に付きにくいというか(溶けない)」
(社員)
コメを使うことで手に付きにくい生チョコを開発したのだ。
◆かぼちゃのジェラート
「アイスクリーム類はほとんど増粘多糖類という添加物が入ってますが、その添加物を全部抜いております」
(社員)
増粘多糖類の代わりにコメを使用。
添加物を気にする消費者には安心・安全なジェラートだ。
◆ドレッシング
水と油を混ぜ合わせる乳化剤という添加物を使わず、コメを使ったドレッシングを開発。
「分離しにくいので、こういう状態を保てて、ちょっとマヨネーズ感覚」
(社員)
こちらも添加物が気になる消費者には安心・安全なドレッシングだ。
■おコメピューレ
この会社と農林水産省の研究所が共同開発したのが、おコメピューレ。
ピューレとは、野菜や果物に用いられる加工法の1つで、材料を潰してとろみのある液体のような状態にしたもの。
コメを特殊な技術でピューレにしたところ、さまざまな優れた性質が現れた。
「水を多く含んでいながら固形感を保てる。形を保持出来る。糊状になっているので、液状のものや軟らかい生地にも混ざることが出来る」
(社員)
◆秋田県大潟村のコメ販売会社
秋田県大潟村にあるコメを産地直送する会社。
ここの社長はコメ一筋50年。
21歳のときに大潟村に入植。以来、
コメ一筋に生きてきた。
社長は減反政策に反対し、作ったコメを独自ルートで販売。また、コメ加工品も次々に開発している。
そんな社長がおコメピューレに可能性を感じた。
社長は3億円の費用を投じておコメピューレの工場を建設。去年6月、製造を開始した。
社長は年間3,000tの販売を目標としている。
「全く無味無臭でもなく、ふんわりとした甘味。旨味というかね。だから、他の何をやっても相手の味を生かすのね。日本の農業を変えていく可能性を持っている」
(社長)
■米ゲル
「コメと水だけしか入っていません。触って見ますと、プルンプルンとした半分固形に近いようなグミのような物性です」
(農研機構・食品総合研究所職員)
しっとりとした質感の米ゲル。
米ゲルは偶然から生まれた。
もともと、研究員が「もっと軟らかいおかゆを」とおかゆをフードプロセッサーにかけたところ、おかゆはフードプロセッサーの中で固まってしまった。
固まってしまったため「失敗か」とそのまま放置したところ、3日後、別の研究員がフードプロセッサーの中を見て大騒ぎになった。
「何が起きたんだろうなという感じで。本人は結構、これはすごいことだと実感してたんでしょうね」
(農研機構・食品総合研究所職員)
フードプロセッサーの中のおかゆは3日経ってもモチモチでプルンプルンだったのだ。
研究所では「この保水力を生かせばユニークな食品素材が出来るのではないか?」と考えた。
◆千葉県睦沢町の農業法人
千葉県内で有数のコメどころである睦沢町。
睦沢町にある農業法人が農研機構と契約を結び、米ゲルの製造技術を導入。
この農業法人ではマーケティングの専門家を雇って洋菓子の開発を進めている。
「お餅に近い」
「お餅っぽい」
「ふわっとした餅って感じね」
(開発スタッフ)
抹茶ケーキやティラミス等、10種類程度の商品開発を進めていて、全て米ゲルと米粉で作られている。
また、米ゲルで作ったガトーショコラはしっとりとした食感になり、クリームチーズの代わりに米ゲルで作ったティラミスはコストもカロリーも抑えられる。
◆米粉の行き詰まりを打開
軟らかく炊いたごはん(おかゆ)を強力なフードプロセッサーにかけるだけで出来る米ゲル。
これなら、小さなケーキ屋さん等でもコメを活用出来る。
「日本の農業のためにもなるし、あと食品、米粉の行き詰まっている点も打開出来るかも知れない」
(農研機構・食品総合研究所職員)
※家庭用フードプロセッサーでは米ゲルは作れません。
■製粉会社の挑戦
鹿児島県薩摩川内市にある製粉会社。
この製粉会社の米粉を100%使用したパン。
3日間で6,000個が売れる大好評のパンだ。
「超モチモチしてます。おいしいです」
「パン嫌いだけど、食べます。これだったら」
(パンを食べた人)
米粉100%のパンを作るのは難しいとされる。しかし、この製粉会社の米粉なら米粉100%のパンを作ることは可能だ。
◆小麦アレルギー対策市場参入へ
小麦アレルギーはパンの原料の小麦に含まれるグルテンというタンパク質が原因になっている。
そのため、欧米ではグルテンの入っていない「グルテンフリー」の食品が販売されている。
この製粉会社では小麦アレルギー対策市場への参入も視野に入れた米粉開発をしているのだ。
「今の世界の常識が“米粉ではパンが出来ない、ケーキは出来ない”っていう常識。世の中に無いことをやることが開発だという認識があるので」
(製粉会社会長)
米粉100%のパン。
その元となる米粉を開発したのは、会長の次男。
「“米粉なんだけど、水と混ぜると粘り気があって、ちょっとグルテンが形成されるような感じがするんだよね”と、うちの営業がそう言われたと。“ああ、これなのかも知れない”と」
(製粉会社会長の次男)
会長の次男は米粉を分析。
2年がかりでふっくら膨らむ米粉を開発した。
また、パイを焼ける米粉の開発にも成功した。
◆薩摩川内市の米粉、世界へ
開発した米粉をアメリカに出展。
180社が関心を示した。
また、ドイツの貿易会社との取引もスタートした。
「まだまだ始まったばっかりだと僕は思ってますので。自分の生きている間の時間をかけてより良いものに、また多くの人たちに楽しんでいただけるものになればいいかなと」
(製粉会社会長の次男)
おい千恵子、明日は肉うどんと卵かけごはんに挑戦だ。
いいか千恵子、こういうのを作れるのが素敵な女性への第一歩なんだぞ。
わかるか千恵子。
わかったらしっかりやれよ千恵子。
千恵子♪
千恵子♪
かわいいな
千恵子♪
千恵子♪
メエ~
千恵子♪
千恵子♪
女房どの、おやすみ
寝る前にもう一度火の元・戸締まりの確認をしましょう。
m(_ _)m