無題 - もずの独り言・はてなスポーツ＋物置

寝る前に書くことにタイトルなんか付けない。

From out of
nowhere you came
strong as stone

サキどり↑

、今週は「ネットもいいけどお店もね　買い物最新事情」

■国内の総ての買い物におけるネットショッピングの割合
平成２６年の国内買い物総額／約１５６兆円
（経済産業省）
このうち、ネットショッピングの割合／４．３７％
◆分野別ネットショッピングの割合
※書籍・映像・音楽ソフト／１９．５９％
※家電・パソコン等／２４．１３％
（経済産業省）

■店舗に来てもらうために［家電量販店］

◆「何もしなければインターネットに取られる」
関東地方を中心に展開している家電量販店。
店舗内で調理家電の実演販売。
実演を見て購入する客も。
しかし、競争相手がインターネットだけに、現状は厳しい。
「何もしなければインターネットに（客を）取られる。飾ってあるだけならショールーミングされるだけ」
（家電量販店部長）

◆ショールーミング
ショールーミングとは、来店した客が商品を見て店員から説明を受けるものの、実際の購入はネットショッピングということ。ショールームの代わりにされてしまうという意味だ。

◆無料お試しレンタルサービス
この家電量販店では会員限定サービスとして、１泊２日の商品無料レンタルサービスを始めた。
レンタルする商品はダニ取り機から調理家電まで３５種類。
「お客様のご家庭ごとで環境が違うものですから、お客様のご自宅で機能するのかお持ち帰りいただかないと分からない。どれだけお客様に対するサービスを提供出来るか？それしかネット販売に勝てる方法は無いと思います」
（家電量販店部長）

このお試し無料レンタルサービス、レンタルだけで実際に購入しなくてもＯＫ。
家電を気軽に試せるという意味では良いサービスだ。

■店舗に来てもらうために［食品スーパー］

◆ネット販売は脅威
「脅威に感じますよ。だって、エンターひとつで配達来るんですから。自分だって家にいてパソコンでエンターすれば何でも来ちゃうじゃないですか。楽天でもアマゾンでも。先日うちも会社のロッカー買うのにエンターひとつで来ましたよ。そんな時代ですよ」
こう話すのは、東京都世田谷区の食品スーパー店長。
この店長はインターネットを競争相手としてではなく、集客の手段として利用している。

◆チラシには無い情報の速さ
「安さだけじゃダメなんですよ、このところねえ。質もねえ、やっぱし最高級のもので安くないとダメ」
（店長）

ＡＭ５：００。
店長は青果市場へ。
安くて良いものを求め、店長自ら市場へ。
この日は北海道産のブロッコリーを安い価格でＧＥＴ。
店に戻ってインターネット担当者と打ち合わせ。
特売品を決定してインターネットに情報ＵＰ。この時点から客は特売情報を知ることが出来る。折り込みチラシには出来ないスピードだ。
「本当にすごいと思いますよ。当日の朝の状況て投稿出来るわけですから」
（スーパーのインターネット担当者）

◆状況に合わせて柔軟に対応
相場より５０円程度安いブロッコリーはよく売れたが、この日は雨のため客足がいつもの半分以下。
そこで店長は

「昼１２時までクーポンのタイムサービス」

を決断して指示を出す。
サービス商品は卵。
Ｌ玉を１００円引きサービス。
情報をスマホで知った客が続々と来店。
「安いので、買いに来ちゃいました」
「ついでにいろいろ買っちゃって」
（客）

ついで買いまで引き出した「卵クーポン」。
インターネットは店舗に来てもらう手段としても使えるのだ。

◆日本人の８割は未計画購買

日本人の８割は買い物の際、未計画購買だといわれている。
未計画購買とは予め何を買うかを決めていないことで、未計画購買だからこそ店舗側も「ついで買い」を期待出来る。
そのため、店舗に足を運んでもらうのはとても大切なのだ。

■インターネットと店舗の両方を使う［ＤＩＹ用品通販］

◆売上日本一
「僕たちが成長していくということをやっていかないと、ある意味カッコ悪いと思っています」
（社長）

大阪市生野区にあるＤＩＹ用品のインターネット通販会社。
ＤＩＹ用品の売上日本一である。
社長は１７年前に社長の娘婿として入社。
当時、会社は価格競争の中で倒産寸前だった。
そこで、インターネット通販を始めたところ売上は右肩上がりに。
しかし、６年前に売上が前年割れに落ち込む。
「気付いたら周りは強豪だらけ。みんな（ネット販売は）伸びていくって気付いてますから。僕たちが伸びているのも周りの人がわかってますし。そうすると、同じようなお店がネット上にいっぱい出来てきたんですね」
（社長）

社長は扱う品数を５倍に府やし、売上は再び上昇した。

◆ネットの限界から店舗展開へ
大阪市浪速区。
社長はここに店舗を開店した。
リアルな客との付き合いを必要と感じたからだ。
「単価と納期をひたすら考えても、アマゾンに勝てるはずが無いんですよ。だったら違うところで、特に僕たちみたいな中小企業は戦わなきゃいけないなって。その中の一つがやっぱりリアル（店舗）だなあ、と」
（社長）

店の奥には広いレンタルスペース。
器具使いたい放題でレンタル料は２時間１，０００円。
ドライバーに万能カッター。全ての器具にＱＲコードが付いていて、スマホで読み込むと自社のネットショップに飛ぶ仕組みになっている。
「物はここで確認しているので、いわゆるショールーミングですよね。ショールーミングをここでやっていただいて、僕たちの店（ネット）で買っていただくと」
（社長）

ショールーミングとネットショップの連動。
店舗には１日最大３，０００人が来客。
また、毎日開催されるワークショップは子供たちに大人気だ。
「９６％のほうですからね、こっち（店舗）は。ネットはどうしても４％。たかだか４％の中で戦ってて、なおかつメチャクチャ強い相手が中にいるわけですから。それはやっぱりしんどいですよね。そういう意味では（店舗出店で）ムチャクチャ面白くなりました」
（社長）