無題
寝る前に書くことにタイトルなんか付けない。
From out of
nowhere you came
strong as stone
サキどり↑、今週は「“山のやっかい者”を資源に変えるゾ大作戦!」
野生鳥獣による農作物被害額・199億円。
イノシシは20年で3倍増えて88万頭。
ニホンジカは20年で7倍増えて261万頭。
そこに、ハンターの減少が追い討ちをかける。
■和歌山県和歌山市
和歌山市では毎年11月15日~3月15日が猪・鹿の狩猟シーズン。
和歌山県の年間の農作物被害額、3億円以上。イノシシはみかんの木を折り、皮を剥いて食べてしまうのだ。
和歌山市のハンターグループは巻き狩りという方法でイノシシを狩る。
巻き狩りは勢子(せこ)と呼ばれる狩りのリーダーがイノシシの寝床に犬を放ってイノシシを追い出し、寝床から出て来たイノシシを射手(うちて)と呼ばれるハンターが撃つ。
また、巻き狩りとは別に、箱罠を仕掛けてイノシシを捕獲する方法もある。箱罠は23ヶ所に仕掛けてある。
■ただの殺生にはしない
「これ、食べやんとそのまま捨てたら本当の殺生やからな」
(ハンターグループの男性)
ハンターグループは仕留めたイノシシを2時間かけて丁寧に解体する。余すところ無く、肉という肉を全ていただくのだ。
解体した肉はハンターグループが鍋にして食べる。
かつてはよくあった光景が、少子高齢化でハンターの減少にともないあまり見かけなくなった。そしてそれは、イノシシの増殖とつながっている。
■脅威!イノシシの繁殖力
イノシシは1回平均5頭の子供を出産する。
これを毎年繰り返すため、捕獲が追いつかない。
その捕獲する側たるハンターだが、ハンターは1975年(昭和50年)には約52万人いたが、2012年(平成24年)には約18万人にまで減少した。
減少の理由は少子高齢化で、現役ハンターもいずれ高齢を理由に引退する。
■国の対策
環境省ではハンターに興味・関心を持ってもらうイベントを開催しているが、反応はいま一つだ。
「周りの目が気になる」
「動物を殺すことに抵抗がある」
(イベントに参加した人たち)
また、農林水産省では鳥獣被害防止緊急捕獲等対策費用として129億円を使っている。
■東京都墨田区のももんじや
屋号であるももんじやの「ももんじ」は漢字で書くと「百獣」。
ももんじやは江戸時代から獣肉料理を出していた。
江戸時代は殺生禁断だったため、大っぴらに店で肉を出すことは出来なかったが、ももんじやでは肉を薬という名目で出していた。
イノシシは当時からの人気メニューで、庶民から「山くじら」という隠語で呼ばれていた。
イノシシは弾力性のある歯ごたえに加え、噛むほどに肉の甘みが口に広がる素晴らしい食材だ。
■牛肉も「薬」
江戸時代、彦根藩も牛肉を薬の名目で生産していた。
「反本丸」(へんぽんがん)という名前を付けて、いかにも薬ですよって具合にしていた。
安政の大獄前、水戸藩主・徳川斉昭が彦根藩主・井伊直弼に反本丸を所望し、反本丸が届くとお礼の手紙を書いた。
また、遊郭にはすき焼きの店があった。
牛肉に卵を絡めて食べることから、「好きモノ」が精を付けるという意味ですき焼きという名前が付いた。
■東京都世田谷区のエゾシカ料理店
この店のご主人が伝統肉協会理事長。
「獲り過ぎて山に獣がいなくなった」
(伝統肉協会理事長)
もともと、獣肉を食する文化はあったのだが、明治時代以降、乱獲によって山から獣が消えてしまった。
乱獲にも理由があった。
獣の皮は兵士の防寒着として利用価値があり、そのため乱獲してしまい山から獣が消えてしまった。
その後、牛・豚・鶏が畜産・飼育されるようになり、獣肉にとって代わった。牛・豚・鶏が日本人にとっての肉になったのだ。
そのため、獣肉は調理法が受け継がれていない。もともとあった食文化が消えた一例である。
■愛知県奥三河地方
この地域もまた、鳥獣による農作物被害に苦しむ地域だ。
ここに、長野県茅野市のフレンチシェフがジビエ料理の「出張講義」をする。
「処理の良いシカ肉は臭くない」
(フレンチシェフ)
獣肉のイメージとして、「臭い」というのがあるが、このシェフの言う通り、処理の良い獣肉は臭くないのだ。
あとは調理法の問題だけ。
この「出張講義」に参加したのは地元旅館・飲食店関係者等30人。参加した人たちは肉が臭くないことと料理が美味だったことに驚いていた。
「地域での獣肉消費と都会での獣肉イベントは車両の両輪」
(フレンチシェフ)
■居酒屋でも供されるイノシシ料理
以前、『吉田 類の酒場放浪記』(BS-TBS)で取り上げた地方の居酒屋ではイノシシとキャベツの炒めものを出していた。
都市部の居酒屋でもイノシシやエゾシカ、ニホンジカの肉を出すようになると、獣肉の需要が増えるんじゃないかと思う。
猪は牡丹鍋
馬は桜鍋
鯨は、鯨鍋だったかなァ…
(-o-;)
それにしても、ももんじやの猪鍋はいつ見てもウマそうだよなァ…
千恵子、ナイス!
o(^-^)o
おい千恵子、明日はいわしのつみれ汁に挑戦だ。
いいか千恵子、こういうのを作れるのが素敵な女性への第一歩なんだぞ。
わかるか千恵子。
わかったらしっかりやれよ千恵子。
千恵子♪
千恵子♪
だ~いすき
千恵子♪
千恵子♪
やりましたー!
千恵子♪
千恵子♪
あした待たるる
其の宝船
千恵子♪
千恵子♪
女房どの、おやすみ
寝る前にもう一度火の元・戸締まりの確認をしましょう。
m(_ _)m
From out of
nowhere you came
strong as stone
サキどり↑、今週は「“山のやっかい者”を資源に変えるゾ大作戦!」
野生鳥獣による農作物被害額・199億円。
イノシシは20年で3倍増えて88万頭。
ニホンジカは20年で7倍増えて261万頭。
そこに、ハンターの減少が追い討ちをかける。
■和歌山県和歌山市
和歌山市では毎年11月15日~3月15日が猪・鹿の狩猟シーズン。
和歌山県の年間の農作物被害額、3億円以上。イノシシはみかんの木を折り、皮を剥いて食べてしまうのだ。
和歌山市のハンターグループは巻き狩りという方法でイノシシを狩る。
巻き狩りは勢子(せこ)と呼ばれる狩りのリーダーがイノシシの寝床に犬を放ってイノシシを追い出し、寝床から出て来たイノシシを射手(うちて)と呼ばれるハンターが撃つ。
また、巻き狩りとは別に、箱罠を仕掛けてイノシシを捕獲する方法もある。箱罠は23ヶ所に仕掛けてある。
■ただの殺生にはしない
「これ、食べやんとそのまま捨てたら本当の殺生やからな」
(ハンターグループの男性)
ハンターグループは仕留めたイノシシを2時間かけて丁寧に解体する。余すところ無く、肉という肉を全ていただくのだ。
解体した肉はハンターグループが鍋にして食べる。
かつてはよくあった光景が、少子高齢化でハンターの減少にともないあまり見かけなくなった。そしてそれは、イノシシの増殖とつながっている。
■脅威!イノシシの繁殖力
イノシシは1回平均5頭の子供を出産する。
これを毎年繰り返すため、捕獲が追いつかない。
その捕獲する側たるハンターだが、ハンターは1975年(昭和50年)には約52万人いたが、2012年(平成24年)には約18万人にまで減少した。
減少の理由は少子高齢化で、現役ハンターもいずれ高齢を理由に引退する。
■国の対策
環境省ではハンターに興味・関心を持ってもらうイベントを開催しているが、反応はいま一つだ。
「周りの目が気になる」
「動物を殺すことに抵抗がある」
(イベントに参加した人たち)
また、農林水産省では鳥獣被害防止緊急捕獲等対策費用として129億円を使っている。
■東京都墨田区のももんじや
屋号であるももんじやの「ももんじ」は漢字で書くと「百獣」。
ももんじやは江戸時代から獣肉料理を出していた。
江戸時代は殺生禁断だったため、大っぴらに店で肉を出すことは出来なかったが、ももんじやでは肉を薬という名目で出していた。
イノシシは当時からの人気メニューで、庶民から「山くじら」という隠語で呼ばれていた。
イノシシは弾力性のある歯ごたえに加え、噛むほどに肉の甘みが口に広がる素晴らしい食材だ。
■牛肉も「薬」
江戸時代、彦根藩も牛肉を薬の名目で生産していた。
「反本丸」(へんぽんがん)という名前を付けて、いかにも薬ですよって具合にしていた。
安政の大獄前、水戸藩主・徳川斉昭が彦根藩主・井伊直弼に反本丸を所望し、反本丸が届くとお礼の手紙を書いた。
また、遊郭にはすき焼きの店があった。
牛肉に卵を絡めて食べることから、「好きモノ」が精を付けるという意味ですき焼きという名前が付いた。
■東京都世田谷区のエゾシカ料理店
この店のご主人が伝統肉協会理事長。
「獲り過ぎて山に獣がいなくなった」
(伝統肉協会理事長)
もともと、獣肉を食する文化はあったのだが、明治時代以降、乱獲によって山から獣が消えてしまった。
乱獲にも理由があった。
獣の皮は兵士の防寒着として利用価値があり、そのため乱獲してしまい山から獣が消えてしまった。
その後、牛・豚・鶏が畜産・飼育されるようになり、獣肉にとって代わった。牛・豚・鶏が日本人にとっての肉になったのだ。
そのため、獣肉は調理法が受け継がれていない。もともとあった食文化が消えた一例である。
■愛知県奥三河地方
この地域もまた、鳥獣による農作物被害に苦しむ地域だ。
ここに、長野県茅野市のフレンチシェフがジビエ料理の「出張講義」をする。
「処理の良いシカ肉は臭くない」
(フレンチシェフ)
獣肉のイメージとして、「臭い」というのがあるが、このシェフの言う通り、処理の良い獣肉は臭くないのだ。
あとは調理法の問題だけ。
この「出張講義」に参加したのは地元旅館・飲食店関係者等30人。参加した人たちは肉が臭くないことと料理が美味だったことに驚いていた。
「地域での獣肉消費と都会での獣肉イベントは車両の両輪」
(フレンチシェフ)
■居酒屋でも供されるイノシシ料理
以前、『吉田 類の酒場放浪記』(BS-TBS)で取り上げた地方の居酒屋ではイノシシとキャベツの炒めものを出していた。
都市部の居酒屋でもイノシシやエゾシカ、ニホンジカの肉を出すようになると、獣肉の需要が増えるんじゃないかと思う。
猪は牡丹鍋
馬は桜鍋
鯨は、鯨鍋だったかなァ…
(-o-;)
それにしても、ももんじやの猪鍋はいつ見てもウマそうだよなァ…
千恵子、ナイス!
o(^-^)o
おい千恵子、明日はいわしのつみれ汁に挑戦だ。
いいか千恵子、こういうのを作れるのが素敵な女性への第一歩なんだぞ。
わかるか千恵子。
わかったらしっかりやれよ千恵子。
千恵子♪
千恵子♪
だ~いすき
千恵子♪
千恵子♪
やりましたー!
千恵子♪
千恵子♪
あした待たるる
其の宝船
千恵子♪
千恵子♪
女房どの、おやすみ
寝る前にもう一度火の元・戸締まりの確認をしましょう。
m(_ _)m