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【みんな生きている】キム・グァンホさん

《キム・グァンホさん、拘束が半月に》

脱北後に北朝鮮に戻り、再び脱北を試みて7月14日に中国・吉林省延吉で公安当局に身柄を拘束されたキム・グァンホさんの一家と親族5人について、韓国と北朝鮮が身柄引き渡しを巡って激しい外交戦を繰り広げている。キムさんたち5人は中国で抑留されて29日ですでに半月が過ぎている。
韓国外交部(省に相当)の関係者はこの日

「中国側にキムさん一家との領事面談を申し入れたが、中国側は『調査中だ』としか回答しない」

と述べた。
キムさんたちは脱北して2009年に韓国に定住したが、韓国国籍の妻や娘と共に昨年北朝鮮に戻った。その後、妻の妹・弟を含め5人で再度脱北を試み、7月14日に中国の公安当局に拘束された。韓国政府はキムさんの妹と弟は韓国国籍ではないものの、人道的観点から、5人一緒に韓国に引き渡すよう中国政府に求めている。
一方の北朝鮮も、キムさん一家を北朝鮮に送還するために国家安全保衛部(秘密警察)の代表団を延吉に派遣し、中国当局と交渉しているという。キムさんを朝鮮中央テレビに出演させ、韓国を非難させる等体制宣伝に利用してきた北朝鮮は、キムさん一行を北朝鮮に送還するために総力戦を繰り広げていると伝えられている。
だが、キムさん一家がすでに中国から第三国に出国したとの情報もある。脱北者の支援活動を行うエバダ宣教会のソン・ブグン牧師は29日

「キムさんら5人は先週末すでに中国の延吉を離れ、ラオスを経由してタイの某所で(韓国政府の)保護を受けている。5人は間もなく韓国に入国するはずだ」

と語った。
ソン牧師はまた

「5人が安全に韓国に入国するまで、政府は5人の保護に万全を期すべき」

と話した。
だが、韓国の外交部や統一部等の政府当局は

「キムさん一家は現在、中国に滞在中と把握している」

として、ソン牧師の主張を否定している。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)