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【みんな生きている】武器貿易条約編

通常兵器が市民の虐殺やテロ等に使われないよう、国際的な武器取引のルールを定める「武器貿易条約」の制定交渉が、ニューヨークで行われていましたが、北朝鮮等3か国の反対で合意に至りませんでした。
武器貿易条約は、小型の武器や戦車・戦闘機等、通常兵器の国際取引ルールを定めるもので、危険な国に武器が流れこむのを防ぐ狙いがあります。
去年7月に続いて先週から行われていた最終交渉で、市民の虐殺や戦争犯罪が行われるような国への武器の移転禁止や、国際人権法や人道法違反、テロリストや犯罪組織に武器が渡る恐れがある国への武器の輸出禁止等を盛り込んだ条約案がまとめられ、採択の可能性も高いとみられていました。
しかし…

北朝鮮は条約の採択に異議を表明します」
北朝鮮代表)

交渉最終日の28日、北朝鮮・イラン・シリアの3か国が「武器輸出国に政治的に乱用される可能性がある」等として、反対を表明。採択は、193か国全会一致が原則のため決裂となりました。

「大多数の国が賛成している時に、わずかな国が拒否権のようなものを行使することは受け入れられない」
(積極推進派のメキシコ代表)

会議場は落胆に包まれましたが、「今回の条約案を国連総会で採択すべき」との意見が相次ぎ、今後は、採択に全会一致を必要としない国連総会に協議が引き継がれる見通しです。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)