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【みんな生きている】李英鎬・張成沢編

《李英鎬次帥失脚を用意周到に仕組んだ張成沢行政部長》

北朝鮮が李英鎬(リ・ヨンホ)前総参謀長を粛清しようと周到な準備をしていたことが7月22日までに分かった。
北朝鮮に詳しい消息筋によると、張成沢チャン・ソンテク朝鮮労働党行政部長や崔竜海(チェ・リョンヘ)総政治局長たちは李英鎬氏排除に備え、李氏直属部隊の弾薬状況を確認したという。また、李英鎬氏がすぐに動員出来る北朝鮮軍師団に対し監視を強化したとのことだ。韓国政府当局もこうした北朝鮮の事前の動きをキャッチしていたことが分かった。
張成沢氏は行政部長として保衛部や警察などの公安機関を掌握しているため、反対派監視に有利な立場にあり、崔竜海氏の総政治局も軍を監視・監督する機関だ。
韓国政府消息筋は

張成沢派は緻密な準備をして李英鎬氏ら反対派の根を摘んだとみられる」

と語った。李英鎬氏は2009年に金正日キム・ジョンイル)総書記が呉克烈(オ・グクリョル)国防委員会副委員長の推薦を受け、後継体制定着のために電撃的に抜擢した人物だ。野戦の経験が長い生え抜きだったため、平壌で自身の勢力を伸ばせない状態で張成沢派に奇襲された形だ。
張成沢派は今年初めから李英鎬氏に代表される軍部勢力の過失に関する情報を収集していたという。特に、総参謀部は韓国メディアの報道を問題視して脅迫したが、これといった成果がなかったことを取り上げ、李英鎬氏を攻撃したといわれている。
今年4月の長距離ロケット発射失敗の責任を李英鎬氏にかぶせた可能性もある。また、張成沢派は李英鎬氏一族の「失言」を集めたという話も囁かれている。
これに対し、李英鎬氏も張成沢派の不手際を指摘して対抗したという見方もある。
情報筋は

張成沢氏に最も近い崔竜海氏は今年4月から『金正日一族』のように単独で現地指導をしていた。李英鎬氏はこれを『不敬罪』と問題視した可能性が高い」

と話した。
李英鎬氏粛清について、韓国政府はもちろん中国側も「非正常的」と見て、その影響を注視している。
『読売新聞』は同日、香港の人権団体「中国人権民主化運動ニュースセンター」の話として「北朝鮮軍兵士や航空機の越境逃亡を防ぐため、中・朝国境地帯の警戒態勢を強化した。中国空軍は早期警戒機4機を中・朝国境地帯に増派し、北朝鮮軍の動向を24時間態勢で監視している」と報じた。
同センターは「こうした動きは、李英鎬氏解任が平和的に行われなかったとの情報を中国が得ていることを裏付ける動きだ」としている。



※「親北勢力は胸に手を当てて考えて欲しい。もし、あなたの子供たちが食べ物に飢えて栄養失調になり、骨だけの痩せ細った体で勉強を諦め、市場のゴミ捨て場を漁っていたら、どんな気持ちになるだろうか。そうせざるを得ない社会に憧れを持つことなど出来るだろうか」
脱北者Aさん。脱北者手記集より)