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【みんな生きている】脱北者栄養状態編

《こんなひどい話があるか!脱北者の17歳の男の子、身長わずか137cm》

脱北者の子どもたちを対象としたフリースクール「黎明(れいめい)学校」(ソウル市中区)に今年3月に入学した17歳の少年、キム・ミョンハク君(仮名)の入学時の身長は137cmだった。
北朝鮮で生まれ育ったキム君は幼いころに両親を亡くし、1人で生活してきたが、昨年1月に空腹に耐えられず2人の友人と共に鴨緑江を渡って脱北した。キム君が6月21日に病院で身長を測ったところ、入学からわずか3ヶ月で142cmにまで成長していた。栄養価の高い食事を摂取し、病院で成長ホルモンの注射を受けた影響で、身長が一気に5cmも伸びた。
韓国で17歳といえば通常は高校2年生だが、今年3月の時点でキム君の身長は、韓国の同年代の平均身長(173cm)よりも36cm低く、韓国の小学4年生の平均身長(138cm)にも満たなかった。
韓国政府が2009年に実施した調査によると、19歳~29歳の脱北者の平均身長は、韓国の同年代と比較すると男性は8.8cm、女性は6.5cm低く、また体重も男性は14.3kg軽かった。このため、南側住民と北側住民の体型が変わってしまったとの見方も決して誇張ではないようだ。
キム君が生まれた1995年は、北朝鮮で洪水や干魃、冷害等の相次ぐ自然災害で食糧が極度に不足し、多くの住民が餓死した「苦難の行軍」が始まった年だが、この年に北朝鮮で生まれた男子は今年から徴兵の対象になっている。ちなみに北朝鮮は新規入隊者の体格基準を今年3月に変更し、これまでの身長145cm以上から142cmへと3cm低くしたという。キム君のような「苦難の行軍世代」の身長が非常に低いため、この体格基準の見直しは入隊者の減少によるものと考えざるを得ない。
北朝鮮住民の体格が小柄になっている原因は、間違いなく食糧不足だ。アメリカの5つの慈善団体が昨年初めに北朝鮮で実施した調査によると、北朝鮮住民は主にトウモロコシとコメを半分ずつ混ぜた食糧の配給を受けているが、その栄養価は1,285kcalで、これは成人が1日に最低限必要とする2,100kcalのわずか61%だった。
韓国の北朝鮮追従勢力である主体(チュチェ)思想派の行動で非常に矛盾している点は、1年中、朝から晩まで「反米」を叫びながら、一方で自分の息子・娘たちをアメリカに留学させていることだ。
主体思想派は北朝鮮の三代世襲体制を擁護しているが、もし自分の子どもを北朝鮮で育てるよう命じられたら、おそらく気を失ってしまうのではないか。



※これまで、国際社会による対北朝鮮食糧支援が北朝鮮住民に行き届いたことは無い。
「隣の家族がカネを借りて白いごはんと肉のスープを腹一杯食べたあと、スンニュン(おこげ料理)に農薬を混ぜて飲んで自殺した。草を食べなければならないほど食糧が無いとき、体が弱い子供にまず食べさせようとする母親の気持ちがわかるか」
脱北者の証言)